映画『僕たちは世界を変えることができない。』
映画『僕たちは世界を変えることができない。』をご存知だろうか。
物語の主人公である葉田甲太さんによるノンフィクション書籍を、映画初主演を務めた向井理さんが演じています。
他にも、松坂桃李さんや窪田正孝さん、柄本佑さんが出演している作品でもあります。
僕がこの映画に出会ったのは、大学への進学を控えた高校3年生の3月でした。
以前の記事でも書いたように、僕は幸せなことに付属の高校に通っていました。そのため、この時期は、同じ学部に進む生徒同士で大学進学に向けての準備期間となっていました。
僕は、社会福祉専攻に決まっていたこともあり、自分も含めて15人ほどの生徒で活動していました。その授業の一環で先生が観せてくれたのが、この『僕たちは世界を変えることができない。~But, we wanna build a school in Cambodia.~』でした。
僕にくれたもの
この映画の内容に関しては、映画や本で、ぜひ鑑賞ください。
僕個人的には、葉田さんの書く文章が好きなので、本をおすすめします。
当時の僕は、今みたいに、「福祉=人生」みたいな感じではなかったので、福祉は教養。
当時、興味のあった「国際協力」に一番近いのが「社会福祉」じゃね?と安易な想いで選択しました。
付属校ではあったものの、自分の夢を叶えるために、他大学へ進学する友人の姿を見ていた僕にとっては、「本当にこの選択で良かったのかな?」と脳裏によぎることが何度もありました。
当時の僕が興味のあった国際協力。
「国際協力」と言われると、井戸を掘るとか学校を建てるみたいなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?
当時の僕もその一人でした。
この物語は、ざっくりと言えば、「とある大学生がひょんなことからカンボジアに学校を建てる。」物語です。
先生がどんな経緯で、どんな意図や狙いがあって、福祉専攻の僕たちにこの映画を観せたのか不明ですが、この映画は僕にとって、国際協力と社会福祉が繋がった、「この選択は間違っていなかった。」と思えた一つの出会いになりました。
この映画を観た直後の、帰り道で本屋さんに寄って、原作となった書籍を買いました。付箋を大量に貼って、時折、今でも読み直しています笑
まさに僕のバイブルというか、悩んだ時や立ち止まったときに自分を見つめなおす、原点に立ち返ることができる本です。とても感謝しています。
これからも、大切にしていきたいです。
青空
この映画の中で、窪田正孝さんが熱唱する『青空』は『THE BLUE HEARTS』さん(作詞作曲:真島昌利さん)の楽曲です。
ブラウン管の向う側
カッコつけた騎兵隊が
インディアンを撃ち倒した
ピカピカに光った銃で
出来れば 僕の憂うつを
撃ち倒してくれればよかったのに
神様にワイロを贈り
天国へのパスポートを
ねだるなんて本気なのか?
誠実さのかけらもなく
笑っている奴がいるよ
隠しているその手を見せてみろよ
※生まれた所や皮膚や目の色で
いったいこの僕の何がわかるというのだろう
運転手さんそのバスに
僕も乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい
こんなはずじゃなかっただろ?
歴史が僕を問いつめる
まぶしいほど青い空の真下で
(※くり返し)
青い空の真下で 青い空の真下で
青い空の 青い空の
ブルーハーツさんの曲は、『情熱の薔薇』をはじめ、好きな曲がたくさんありますが、この『青空』は僕の好きな曲の1つです。
音痴なのもあり、カラオケで歌ったり、人前で歌うのは気が引けますが、この曲に関しては、歌ってもいいかなと思えるくらい好きな曲です笑
4月から新しい部署で勤務を始めて、バタバタしている内に、いつの間にか5月に入り、昨日も今月最初の勤務をしてきました。今日から僕もGWに入りました。
ちょうど1か月前くらいに感じていたエネルギーや、湧き上がってくる熱さみたいな自分を突き動かす原動力が、ここ最近は影を潜めています笑
この連休で、自分自身を見つめる、原点に立ち返る時間にすることで、心身ともにリフレッシュして、連休明けから、もう一度熱くいきたいと思っています。
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