白内障手術「多焦点レンズ」「日帰り手術」手術中妄想編
注・今回はもう本当になんの参考にもならないしょうもない内容です
2018年に初めて白内障手術を受けた時はもうそりゃ緊張と恐怖で余裕が無かったのですが、2021年10月に受けた時はまあ二回目三回目となりますのでほんの少しですが気持ちに余裕がありました。
とは言っても相変わらず
無理やり目を見開かされて、怖いものから決して目を背けることが出来ない恐怖
は変わりません。これ、やっぱ怖い
んで、「怖い怖い、やっぱり怖い😱」と思いつつ目を見開かされていた私。
目を見開いた状態でなんか知らんけど液体をバシャバシャと大量にかけられます。
んで、これは2018年の手術の時には無かったような記憶なのですが、
「ちょっと圧迫された感じがありますよー」
と言われ、本当に圧迫痛が起き、不安と恐怖が復活・・・!!!
「ああ、やっぱこえぇわ・・・」
と心細くなった私の脳裏に急にある絵画🖼️が浮かび上がりました
イギリスのWターナー作「レグルス」
レグルスとは第一次ポエニ戦争で活躍したローマの名将なんだけど、敵のカルタゴ軍に捕えられてしまって酷い拷問を受けて死んでしまったという悲劇のヒーロー。
そのレグルスは瞼を切り取られて(ひどい)暗い牢獄に閉じ込められるんだけど、突然ものすごく明るい場所に引き摺り出される訳ですよ(ひどい)。
レグルスは瞼がないので激しい光から目を閉じることが出来ず、失明をしてしまう(ひどい)・・・その場面を描いたこの絵が突如として頭に浮かんだのであります。
目を閉じることが出来ない・・・嗚呼、それはなんという恐怖と心細さなんだろう!!・・・と、今この場でターナーの「レグルス」をみたら泣いてしまうであろう気持ちになった私だったのです。
と、ウルウルしかけた(目は謎の液でびちゃびちゃでしたが)時、これまた閃光の様に閃いたワード・・・ポエニ戦争といえば・・・
嗚呼!!そういえば私が大好きな「オペラ座の怪人」の冒頭ではポエニ戦争でローマに勝利したカルタゴ軍の凱旋が描かれているでは無いですか!!
第二次ポエニ戦争でローマに勝利したハンニバルが象に乗って凱旋し、王女をはじめとする出迎えの人達が大盛り上がりする場面。
(レグルスは第一次ポエニ戦争の人なので厳密にいうと脈絡が無いっちゃ無いんですが、レグルス状態で少々頭がパニクっている時のことなので大目にみてください・・・)
この場面が脳裏に浮かんだ瞬間もう私の脳みそは「オペラ座の怪人」モード全開に。
鞭男が舞い、カルロッタがヒステリックに怒鳴り、クリスティーヌが歌い、怪人がストーカーと化し・・・
いやーこれは手術の恐怖から現実逃避出来ましたよー
んで、私はDVDの英語字幕を全部ノートに書き写すというしょうもないことをしていたのですが、この時点でもあのセリフやこのセリフを思い出し、かつ
「あれ?あのセリフが出てこない・・・なんだっけ?」
などと思い出すことに夢中になっているうちに手術が終わっておりました。
いやほんと、大好きなものを持っているって素晴らしいと思いました。
・・・んで、手術が終わってこれまた「ふぬぅ・・・」と思ったのですが、当然術後はまたあの「カッポリ」とした大きな眼帯をつけられるのですが・・・
顔の4分の3が白く覆われてしまうんですが・・・この姿・・・!!!
ねえ!ちょっとこれって図らずも怪人と同じ状態じゃない?!!
・・・不便だけど何故かほんのりと浮かれていた私。
クリニックからの帰り道、ぶつぶつと「アイアムユアエンジェルオブミュ〜ジ〜ク🎶」と呟いたことは言うまでもありません。
・・・という、本当にしょうもない手術中及び、その帰りの道中の私の頭の中のお話でした。
ん、でもね、ほんと、今までいくつかの手術を受けてきましたけど、断トツに怖かったのはこの白内障の手術でした。他はさ、ほら、全身麻酔で意識無いからね・・・大変ちゃ大変なんだけどさ。
怖がらせるつもりはないんだけど、うん、それがリアルだから・・・・
なので脳内で現実逃避出来る好きなことを用意しておくことをお勧めいたします!!
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