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ピタゴリアンのエスキモーに氷を売る

エスキモーに氷を売る

 

かなり昔に少々話題になっていたこの本、エスキモーに氷を売る

(副題:魅力のない商品を、いかにセールスするか)

 ジョン・スポールストラ著。

刺激的なタイトルだなーと思って頭には残っていたのだが、この本を

読めば、エスキモーに氷を売ることも可能、と思わせるが、

実はエスキモーに氷を売る方法自体は出てこない。

 この本は、NBAの弱小チーム、ニュージャージー・ネッツの元社長で、

マーケティングコンサル会社を経営する筆者が、そのネッツを題材に、

ジャンプ・スタート・マーケティングという筆者独自のマーケティング手法を解説したものだ。

 

(ちなみに筆者が冒頭で書いているように、筆者はこのジャンプ・スタート・マーケティングは

スポーツでなくても適用可能と考えている。)。

筆者の言うジャンプ・スタート・マーケティングは、以下のようなものだ。そのまま羅列してみる。

1 自分が誰かを見誤るな
2 顧客の購入頻度を高めよ
3 自分の商品のエンドユーザーの名前と住所を入手せよ
4 新しい顧客の獲得には、トップが率先して取り組め
5 小さな実験をすることで、大きな変化をつくりだせ

6 いますぐ、革新的なマーケティングをせよ
7 自分のアイディアを上役に認めてもらうために万全の努力をせよ
8 「誠意ある販売」に努めよ
9 顧客がいるところへ行き、その場の雰囲気を「感じ」とれ
10 自社の商品に関心を持ってくれる人だけをターゲットにせよ

11 リサーチに決定権を与えるな
12 年次報告書をクライアントに提出せよ
13 社内のスーパースターがやる気をなくす要素を排除せよ
14 意図的に”よすぎる”条件をもちかけよ
15 バックルームをマーケティング・ツールとして活かせ

16 大口の顧客と小口の顧客を区別せよ
17 経営がきびしくなったら、セールススタッフ(変動費)を増やせ


ジャンプ・スタート・マーケティングによることで、日本語タイトル通り、

エスキモーに氷を売るような、厳しいセールス環境でも、

立派に売り上げを作ることができるとのこと。

 

読み取った、ジャンプ・スタート・マーケティングの重要な要素は、

 

・自分たちが何者であるかをしっかり把握する


・過去の購入顧客リスト等で、自社に興味のあるすべての人を

 リストアップする


・そのリストに対して特別なオファーなどを提供し、購買誘導する

 (筆者のいうところの”一つだけのセグメントに対してマーケティン
  グする”)


・マーケティングのイノベーションに意識的に取り組む



リストの重要性と、そのリスト内のユーザーとの
コミュニケーションの開発、

イノベーティブなマーケティング手法に取り組むことの重要性が
強く伝わってきた。


昨今、コンテンツマーケティングということが言われるが、
やはり、顧客リストを作り、

それの中を分類し、自社に対して関心を持ってくれた人に対して適切にコンテンツを提供してゆくことが大切だと再度感じた。


また、個人的には7の上役への説明時の準備の重要性という話も
参考になった。
(電気イスを免れるために、最高裁判所へ向かうぐらいのつもりで準備せよ、とあって笑った。)


特に売れない商品のマーケティング担当になった時にどうやって

ゆくかを考える際に参考になる。


■一文ピックアップ

人々が商品を買わないのには理由がある。それは偶然に起こるわけではない。

ジャンプ・スタート・マーケティングというのは、誰も欲しがらない商品を

消費者に無理に押しつけることではない。それは、誰も欲しがらない商品を

とりあげて、その販売戦略を変え、作り直し、あるいは中身を入れ替えて、

お客が買わずにはいられないものにすることである。 p235

 



エスキモーに氷を売る目次

 

商品には、あってはまずいところに欠点があるもの

顧客一人ひとりに、もう少し買ってくれるように直接頼む

顧客が買おうと思い立つ少し前に、アプローチする

少額だが、非常に目につくお金をクレージーなアイデアに使う

ミスにボーナスを出す

自社の商品が、われわれを救うことはない

「テロリスト・グループ」をつくり、状況を変える 

顧客が買いたがる商品だけ売る、少しだけ多く売る

エド・ゲルスソープのルール

一つだけのセグメントへのマーケティング

リサーチにだまされない

クライアントをヒーローにする

「わが社ではいつもそうやってきた」は、何かが間違っている最初の警告

買わずにいられない商品をつくる

どうすれば、バックルームを顧客のための部署にできるか

すてる顧客を選べ

60万ドルと3万2000ドル、どちらを選ぶ。

 


アイデアの転換 

** その1 海苔から紙へ **

「シュレッダーバサミ」をご存知でしょうか?

 

その名の通り、シュレッダーの役割を果たすハサミですが、
普通のものと違い刃がたくさん付いていて、
一切で、紙を細かく刻んでくれます。

 

領収書や銀行の残高明細など、ちょっとした紙はこれで十分。

実はこのシュレッダーバサミ、
できた当初は「刻み海苔」を作るためのものでした。

なぜ紙用になったのか?

 

それは、
「うちはシュレッダーとして使ってるよ!」
というお客さまの一声があったからです。

 

海苔用として売っていた当初は、3万本程度の売り上げだったのが、
安くて早くて簡単なシュレッダーとして大ヒット!

なんとその後5年間で、100万本も売り上げたそうです。

 

ちょうど売り上げが停滞気味だった時に聞いた、お客様の声。
まさに、鶴の一声だったようです。

** その2 建築現場から女の子へ **

 

「マスキングテープ」という名前を聞くと、
もしかすると男性と女性でイメージするものが異なるかもしれません。

 

女性が聞くと、カラフルでデザイン性のある
可愛いテープを思い浮かべるのではないでしょうか。

 

ノートの表紙を可愛くしたり、小物に貼ってカラフルにしたりと
何にでも使える素材として女性に大人気のマスキングテープ。

でも、元々このテープを作っている会社は、ハエ取り紙や、
建設現場などで使う無地のマスキングテープを作っていました。

 

ところがある日、この会社の工場に女性3人が訪ねてきます。

マスキングテープの大ファンだという彼女たちは、
ぜひ工場を見学したい!とやってきたのです。

 

工場を見学した後、
彼女たちから「オリジナルのテープがほしい!」という声が

あがりました。

 

しかし、元々テープは工業用のため、
“オリジナルテープを一つだけを作る”ということができません。
一度はオリジナルの製作は難しいと断念しかけました。

しかし「不可能に思えることにも“ノー”と言わない」
が信条の、この会社。

なんと、実際に制作することを決めてしまったのです!

それから約1年半の歳月をかけて、
この会社は彼女たち3人と共に、新たなテープを生み出しました。

 

それこそが今女性に大人気の、
あの可愛いマスキングテープなのです。

 

今や世界的に有名となったカラフルなマスキングテープも、
彼女たちの熱い要望がなければ、存在していなかったでしょう。

** その3 食器からプラモへ **

型落ちした「食器乾燥器」。
これが、意外な層にヒットしました。

 

主婦ではありません。
では一体誰に?

 

その答えは、
某・大型ネットショッピングサイトにありました。

「食器乾燥器なんて名称が付いていますが、何かの間違いのようです。」

「模型用の乾燥ブースとしてのシェアNo.1じゃないでしょうか」

こういったレビューからも分かるように、

「プラモデルが好きな人たち」
彼らが、この乾燥機の主な買い手です。

 

「大容量、タイマー付き、安価」という点が、
彼らがこの食器乾燥機を重宝する理由のようです。

 

最初に目をつけた方の着眼点が素晴らしいですが、
さすがに食器乾燥器を作った会社も、
プラモデルを乾かすために使われるとは思っていなかったでしょう。

 

お客さまの声を聞いて「売り方」を考える

以上は、いずれも商品本来の用途とは別のところに
意外な需要があったという例です。

 

商品を購入した後、
どのように使用するかはお客さまの自由。
思いも寄らない使われ方をしている商品は多いはずです。

 

だからこそ、お客さまの声を聞くことが重要なのです。

特に、まだ市場が小さかったり、あまり売れていない商品は、
一度お客様にフィードバックをもらうと良いと思います。

 

“良かった・悪かった”だけではなくて、
「どうやって使っているか、どんな風に良いか」
と詳しく聞いていくと、そこに新たな市場があるかもしれません。

 

シュレッダーばさみなどはまさにその例です。
違った用途向けにパッケージや商品名を変えて売り出したとたん、
瞬く間にヒット商品となりました。

 

「商品はまったく変わっていないにも関わらず」です。

お客さまの声を聞くだけでヒットするかもしれないとなれば、
やらない手はないでしょう。


シュレッダーは、うどん製麺機から?

 

アメリカで売れなかったカップヌードルを

売れるようにした方法は?

 

カップヌードルを売れるようにした一言

 

時は1973年。当時、アメリカでは「カップ麺」というジャンルの食べ物は存在していなかった。

そのため、日本で大ブームになった「カップヌードル」も、アメリカ人には受け入れられなかったのだ…

「こんな変なもの、売れるはずがない…」

日清の営業マンは、とにかくスーパーに置いてもらえるようにお願いして回ったが、結果は、

全然ダメ。アメリカ人には、馴染みがなさすぎて、スーパーに置いてもらうことすら困難だった。

「それでも、、、何か方法があるはずだ」

寝る間を惜しんで、必死に考えた結果、ある1つの「売り方 」を思いついた。わらにもすがる思いで、

早速実践してみることにした。すると、、、

カップヌードルは、今まで売れなかったのが嘘のように、どんどん売れていった。

あちこちのスーパーが、日清のカップヌードルを置いてくれるようになり、あっという間に、

アメリカでも一大ブームを引き起こしたのだった…

一体、何をしたのか?

 

日清の営業マンがどのように売ったのか、をお伝えする前に、ぜひ一度、あなたも考えてみて欲しい。

あなたは、自分の商品を”しっかりと”売れているだろうか?

たとえ、どんなに素晴らしい商品を持っていたとしても、

その「売り方」がマズかったら、残念ながら売れることはない。

その証拠に、日清のカップヌードルは、商品の中身をほとんど変えていない。

「売り方」だけを、少し変えた。そして、全く売れなかったものが、大ヒットしたのである。

つまり、、、

商品・サービスを売るためには、「良い商品」だけでは意味がないということ。

もちろん、「良い商品」であることは大事だが、それ以上に

「どうやって売るか?」が大事になってくる。

きっと、これを読んでいるあなたは「良い商品」を持っていると思う。

あとは、それを「どうやって売るか?」を考えてみると、あなたの商品は、

もっともっと多くの人に広がっていくかも知れない…

日清の営業マンが、カップヌードルを売る時にしたこと。
それは、たった一言の言葉を付け加えたことだった。

その言葉が…

「この商品は、具の多いスープです」

この言葉が、カップヌードルを大ヒットさせた。
カップ「麺」には馴染みがなかったアメリカ人も、

「スープ」はいつも飲んでいた。

そのイメージとかけ合わせたことで、

日清のカップヌードルは大ヒットをしたのである。

いかがでしたでしょうか?

商品・サービスを売るためには、
いくら他よりも素晴らしい商品・サービスを持っていても、
お客様に伝わらなければ全く意味がない。

もちろん、すばらしい商品・サービスであることは大事だが、

それ以上に「どうやって売るか?」が大事になってきます。

つまり、お客様が何を求めているか・・・

今の事業に対して固定概念をとっぱらうことが
流行を産むのでしょう!

パート2

あなたはカップ麺は好きですか?

私には時々、どうしても食べたくなるカップ麺があります。

それは、日清のカップヌードルです。

最近ではカレー、シーフード、そして豚骨など様々な味がありますが、

私は元祖カップヌードルの味が昔から大好きです。

そんなカップヌードル。今では、アメリカを始め、世界各地で販売されていて、

世界累計販売数は「400億食」を超えているそうです。

そんなカップヌードルも、実は、初めてアメリカに進出した時、

全く売れなかったことを知ってますか?

さかのぼること1973年。

カップヌードルをアメリカで売り出した当時は、全く売れない商品でした。

日本で大ブームとなり売れに売れた「カップヌードル」でしたが、

当時のアメリカ人には簡単に受け入れられませんでした。

なぜか?

当時、アメリカではそもそも「カップ麺」というジャンルの食べ物がありませんでした。

人間は自分の知らないものに対して、本能的に拒否反応を起こすものです。

だから、日清の営業マンの必死の努力にも関わらず、スーパーマーケットに

すら置いてもらうこともできませんでした。

それでも、日清の営業マンはあきらめませんでした。

そして、必死に考え抜いた結果、ある「売り方」を思いついたのです。

早速、その「売り方」を試してみたところ、

これまでの苦労が嘘のように売れるではありませんか!

あちこちのスーパーでも置いてもらえるようになり、

瞬く間にアメリカでも一大ブームとなりました。

日清の営業マンは一体、どんな売り方をしたのでしょうか?

答えをお伝えする前に、少しだけ考えてみてください。

どんなに良い商品・サービスを持っていたとしても、

売り方を間違えてしまえば、全く売れないこともあるのです。

今、みんなに愛されてロングセラーとなっている日清カップヌードル

ですらそうだったのですから「売り方」は本当に大事な要素だと言えますよね?

 

さて、日清の営業マンは当時、アメリカでカップヌードルを

どのように売ったのか?

彼らがやったことは「売り方」を少し変えただけでした。

カップヌードルの中身は一切変えていません。

日清の営業マンが、カップヌードルを売る時にしたこと。

それは、たった一言の言葉を付け加えることでした。

その言葉がこれです。

「この商品は、具の多いスープです」

ウソみたいな話ですが、このシンプルな一言こそが、アメリカでの

カップヌードルの一大ブームに火をつけたのです。

なぜなら、カップ麺には慣れていなかったアメリカ人でしたが

「スープ」は毎日のように飲んでいたからです。

つまり、アメリカ人が馴染んでいるものにピッタリと

フィットしたことが、大ヒット商品への道を拓いたのです。

あなたはこの話を聞いて、どう感じましたか?

今、あなたが売れないと悩んでいる商品・サービスでも

相手の立場から見て、魅力的な言葉に変えれば、これまで

散々悩んでいたことが嘘のように、売れる商品・サービスに変えていけるかもしれません。

「自分の業界は違う」とは考えずにぜひ一度、試してみてください。

必要なことは発想の転換、簡単にできることなのに、その効果は絶大です!

 

なかなか売れない商品を、販売方法を変えることで、

売上を伸ばすことに成功した事例をご紹介します。

陳列の仕方を変えて売上2倍になった成功事例

乳糖ゼロが売りの牛乳の事例です。乳糖が含まれていない製品は

めずらしく、乳糖ゼロは大きな強みでした。しかし、宣伝費がない

ために、せっかくの強みを広められず悩んでいたそうです。

そこで、お金をかけなくても宣伝できる方法として、スーパーの

棚の陳列を変更。今まで商品名や写真が掲載された面を前面に

向けていたところ、この商品のみ成分表示のある面を前面に向けて陳列しました。

すると、他とは違う陳列方法にお客さまが足を

止めるようになり、多くのお客さまに乳糖ゼロであることに

気づいてもらうことに成功しました。この陳列方法に変えてから、

わずか1週間でスーパーの売上が2倍に増加したそうです。

一目見て強みがわかるように販売することで売れた成功事例

高い防水性が強みのヘッドフォン一体型の音楽プレーヤーの事例です。

耳に装着したまま水泳ができるほどの高い防水性があるものの、

パンフレットやサイトでのアピールではあまり注目を浴びませんでした。

そこで、高い防水性があることを一目見てわかるよう、

なんと水の入ったボトルにその商品を入れて自動販売機で販売しました。

インパクトのある見た目で多くの人の注目を集め、

防水性のPRに大きく貢献したとのことです。

SNS映えするパッケージへの変更が大当たりになった成功事例

普通のチョコレートよりも価格が高い「明治 ザ・チョコレート」。

高級チョコレート市場に挑戦したものの、当初はなかなか売れなかったそうです。

そこでパッケージの改良に力を入れたとのこと。

市販のチョコレートは横型デザインが多いところを、

あえて縦型にしてみたり、カカオのデザインをあしらうことで

高級感を出すなど、デザインの改良を重ねました。

また、スマホが普及している時代背景に合わせてSNS映えすることを

意識してデザインを変更。その結果、当初の販売計画の

2倍も売れる大ヒット商品になったそうです。

「宣伝の仕方」を変えて売れた成功事例

宣伝方法を変えてみることで、売上の不調から一気に抜け出し、

ヒット商品を生み出した成功事例についてご紹介します。

お客さま視点のキャッチコピーで売上100倍になった成功事例

当時の冷凍うどんの定番はアルミ鍋に入ったものでしたが、

主婦たちから「アルミ鍋を食卓に並べるのは抵抗がある」などの

声を受け、アルミ鍋を外し、麺と具とスープだけが

袋に入った冷凍うどんを開発しました。

袋を開けて鍋に入れてそのまま加熱するだけで食べられる画期的な

商品だったものの、あまり売上は伸びなかったそうです。

そこで、中身は変えずキャッチコピーを「お水がいらない冷凍うどん」

変更。途端にお客さまの注目度が上がり、

キャッチコピーを変えただけで

売上を100倍に伸ばしたそうです。

現地の文化に合わせた宣伝で大ヒットした成功事例

多くの人に食されている日清食品のカップヌードル。アメリカへ

進出した当初はまったく売れなかったそうです。というのも、

アメリカでは日常的に麺を食べる習慣がなく、麺製品として

販売しても現地ではあまり注目されませんでした。

そこで、アメリカではスープを飲む習慣があったので、カップヌードルを

麺製品ではなく、スープとして販売することに。

「この商品は、具の多いスープです。」というキャッチコピーで、

瞬く間にヒット商品へと変貌させました。

ターゲットを変えてV字回復

制汗剤として有名なシーブリーズですが、最初はマリンスポーツを

楽しむ男性向けの商品だったことをご存知でしょうか。発売から数年、

海へ行く若い男性の人口が減り、シーブリーズの売上が落ち込んだ過去があります。

そこでシーブリーズは、商品の中身を変えずに、ターゲットを変更する戦略に出ました。

今までの「マリンスポーツをする男性」から

「部活後に好きな男の子に会うために汗を拭く女子高生」に変更。

パッケージも女子高生が好む可愛いらしいデザインに変更し、

ブランドイメージを一新しました。この戦略が成功し、

シーブリーズは低迷期の8倍を売り上げ、V字回復を果たしました。

商品名を変えて売上10倍となった成功事例

しっとりとした肌触りが人気の「鼻セレブ」

はじめは「ネピア モイスチャーティシュ」という商品名で

売り出されていました。

使用したお客さまからも好評をいただいており、

品質には自信があったものの、他のティッシュと比べると

高額で、なかなか売上が伸びなかったそうです。

そこで、社内でプロジェクトチームを結成し、

デザインやネーミングを一新することに。肌触りがやわらかく、

しっとりしているという強みが一目でわかるものを考え、

100近くの案の中から選ばれたのが「鼻セレブ」

商品名を変えたことで売上は10倍に伸び、大ヒット商品となりました。

イメージしやすい商品名でヒット商品となった成功事例

株式会社レナウンが売り出した、働くサラリーマン向けの

防菌防臭靴下「フレッシュライフ」。

発売当初は思うように売れず悩んでいたそうです。

満員電車で通勤をしていた社員の一人が

「満員電車でも足がむれない清潔な靴下」と例えたことをきっかけに、

商品名を「通勤快速」に改名しました。

イメージしやすいネーミングが多くの人に刺さり、

売上はその後右肩上がりに伸びたそうです。

「顧客目線」での売り方が成功のカギ

上記の成功事例に共通することは、お客さま視点の改良を

行ったことだと言えます。売上を伸ばすために必要な「顧客目線」について詳しく解説します。

お客さまへ響きやすいように売る

商品を販売するうえで大切なことは、「その商品がお客さまの

どのような悩みを解決するのか」ということを

「お客さまに響きやすいやり方」で伝えることです。

上記の成功事例でも、お客さまがその商品の特徴を瞬時に

理解できるような、商品名やキャッチコピーの工夫が見られます。

「お客さまに何を伝えたいのか」「どうすればお客さまに届きやすいか」に

重点を置いて、戦略を練ることが成功のカギと言えそうです。

お客さまへ響く売り方をするために必要なステップ

具体的にお客さまへ響く売り方をするには、

どうすれば良いのでしょうか?必要なステップを解説していきます。

(1)お客さまが求めるものを理解する

まずは、ターゲットとなるお客さまの欲求や、

解決したいと思っている悩み事を把握することが大切です。

具体的には以下のような方法で、お客さまの求めるものをリサーチすることができます。

 

  • お客さまアンケートの実施

  • お客さまになったつもりで利用してみる

  • お客さまの行動パターンを考える

 

お客さまになったつもりで、ネットショッピングをしてみたり、

商品棚を見てみたりすることで、誤った固定概念や認識に

気づけるきっかけとなることもあります。

(2)商品の価値をよく研究する

お客さまの欲求が把握できたら、次は「その商品がお客さまの

どのような悩みを解決できる商品か」をあぶりだすために、

商品をよく研究することが大切です。

商品をよく知ることで、ターゲットとなるお客さまに、

その商品のどの魅力を伝えれば良いかが見えてくるはずです。

お客さまに伝えるべきポイントを、顧客研究と商品研究によって洗い出しましょう。

(3)お客さまに響きやすい形で売る

何を伝えるべきかが見えてきたら、あとはそれをお客さまに

届きやすい形で伝えることが大切です。

お客さまがどのようなルートでその商品を知るのかを考え、

お客さまが手間をかけずにその商品の価値に

気づけるようにしておくと良いでしょう。

また、必要であれば、商品のデザインや価格なども、

伝えるべきポイントと合わせて変更をくわえることで、

さらに注目度を高めることも期待できます。

メルカリShopsへの出店で売上アップに成功した企業

販売方法や宣伝の仕方で、売上を伸ばした成功事例を上記でご紹介しましたが、

メルカリShopsへの出店も、売上をアップし成功を納めるきっかけとなるひとつの手段です。

ここでは、メルカリShopsへの出店で売上を伸ばしたショップを2つご紹介します。

オープンから半月で売上予想の3倍に!「PC DEPOT メルカリ店」さん

スマートフォンやパソコンを販売するショップの方です。

取り扱う商品の中に中古品があるものの、他のネットショップでは

中古品はなかなか売れなかったそうです。しかし、メルカリShops

中古品との相性がバツグンで、中古品がよく売れるようになったとのこと。

なんと半月で他のネットショップの1ヶ月の売上の2,3倍を達成し、

最終的には売上が5倍まで伸びたということで、

中古品の販路としてメルカリShopsが大活躍したそうです。

実店舗と通販の両立で月商10倍を達成!「古着買取BAZZSTORE」さん

ファッションアイテムを販売する「古着買取BAZZSTORE」さん。

複数の実店舗を運営されています。メルカリShopsなどのネットショップとの

両立を始めて、現在は月商が10倍に成長したとのこと。

なかでもメルカリShopsでの売上の伸びが大きいそうです。

メルカリShopsのお客さま層は、他のネットショップのお客さま

層とあまり被っておらず、新たなお客さま層の開拓ができたそう。

また「クーポン」や「タイムセール」の影響もあり、

より多くのお客さまからの注目を得られているそうです。

シュレッダーの歴史

シュレッダーの発明者は実は日本人であり、

現在国内シェア1位の明光商会・前社長の高木禮二氏である。

 

高木氏はコピー機の販売セールスマンを経て、現像液販売会社を

経営していた時代に、不用書類の処分の際に、紙をうどんのように

細長く切断することを考え付く。

そして製麺機をヒントにシュレッダーを開発した。

 

開発当初は、コストをかけてまで紙ゴミの処分に機械を

備えようとする企業は少なかったが、1964年前後に産業スパイが横行し、

機密保持のために、シュレッダーの

必要性が認識されるようになった。(出典;『続・モノづくり解体新書』)。

 

シュレッダーというものが一般認識されたのはこの明光商会のテレビの

CM「♪エムエース(MS)シュレッダー」のメロディーではないだろうか。

ちなみに明光商会は工場を持たず、

OEM生産を行っている。(出典;有価証券報告書/EDINET)

 

考察

知っている

認知できないものは受け入れ難いから、認知されているものへ

返還することによって、理解される

 

繰り返しやザイアンス効果等と共通する。

 

簡単

認知しやすくするためには、簡単に出来ると感じることです。

分かりやすくて覚えやすい、今以上に何かあると思える。

 

早い

 速いは便利という意味の裏側でもある。

ファーストフードやコンビニエンスストアは、

スピーディーというキーワードで

時短をうまく作っているから流行るのです。


うまい若しくはうまく行くだろう

より良きものを求める習性があるため、可能性を

求めて手に入れたくなるのです。

これは、統合作用が働くと考えられます。

 

以上の事から、エスキモーに氷を売るような難しい

状況でも、逆転を起こす発想を考えてそれを乗り越えて

行く方法があるということです。

 

最後に、砂漠の民には水を提供し、アフリカの民には裸足から

靴を提供し、エスキモーには冷蔵庫を提供するようなものです。

 

一週間でネットビジネスを立ち上げるスターターマップ

人生ゲームを7日で仕上げて、週休5日のオーナー事業

 

ネットビジネスを始めるのに、誰もそのスタートについては、

考えていません。

そのために、多くの遠回りをしているのです。

 

双六を進むように、リンクをクリックしながら、

次々に事業を作り上げていきます。

 

アマゾンやマイクロソフトが歩んだ道を同じように

進んでいくのです。

 

メルカリ、ジモティが始まった時も同じことです。

 

この世にあるものは、誰かがどこかで考えたものです。

あなたの考えをあなたの手で作るためのスターターマップを

今すぐ手に 手に入れてください。


「1.小さな違いを追いかけるより大胆に賭けた方がいい

 2.できの悪い計画でも、ないよりはいい

 3.競争の激しい市場では利益は消失する

 4.販売はプロダクトと同じくらい大切だ」

 

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