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40代シングルマザーのクリエイティブ道。その1・恋愛

認知症の父のことを書こうと思ってたのに、恋愛のことを書こうと思います。

私は不器用です。

なのでシングルになっても恋愛なんてできませんでした。
離婚しても彼氏がいる、なんて方もいますよね。いいなあ、って、もうまるで中学生のように「恋愛」に憧れる気持でした。

中学生のような気持ちと同時に、普通に「いろんな話のできるパートナーがいたらいいな」という大人な思いも持っていました。いや、います、ですね。現在進行形。

かれこれ8年。
私、30代後半から40代ってすごくいい時期だと思ってるんです。
それが、あれよあれよと日々必死にやっていたら過ぎ去っていました。

そんな私に降って湧いたできごとについて書きます。

仕事を通じて出会った若者と、仲良くなったんです。
今思えば、彼は弱ってました。そして彼は数々の恋愛を経験してきた甘え上手な強者でした。そして何より、家が近かった。あと、今になればほんとか嘘か、私の顔が、彼の好みだったそうなんです。

私は浮かれてしまったんでしょうね。
毎日、父の汚したトイレを掃除しまくってたから、天からのご褒美かと思いました。
けれどだいぶ歳の差があったので、「付き合う」という形は取らず、「お互いに恋人ができたら応援しよう」なんて言ってました。友人からは、この恋があっけなく終わったことを告げた時「好きな人にそんなこと言わないよね、普通」と言われました…

私は自分が思ってた以上に、彼を好きになっていたことに気付きました。
結構苦しかったです。「失恋」じゃん、って思いました。

同時進行されてました。若い女の子と。彼にしたら、探していたんだと思います、彼女を。私はそんな彼の、寂しい時期を癒す人だったんだろうな。
久しぶりにお声がかかり、うかうかとお茶をしに行った時に、彼女ができたことを聞きました。LINEのやりとりの感じから、そうだろうなとは思ってました。彼は気を使ってか「今度飲みに行きましょう!」って、言うんです。ちょっと迷っちゃったけど、それはもう行かないって、決めました。

地元でよく聞く占い師のところに行っちゃいました。
すごく落ち込んだ日が2日くらいありました。その日は息子と甥っ子を海に連れてったりして、でも身体の芯がなくなっちゃって、ふわふわしてました。

ネットサーフィンで色々検索しちゃいましたもん。で、ようやく。
「自分を愛する」というキーワードでの検索で、立ち上がってきました。

いろんな妄想の中で、彼に対しての行動も迷いましたが、朝起きたら降ってきたんです。「彼にお礼だけは言おう」って。
たしかに、私にとっては彼と過ごした時間は楽しみだったし、癒しだったし、なにより、現実逃避でした。そこには感謝を述べたい。

今の気持ちは、「次の恋愛を」というより、私がいかにクリエイティブにやってけるかだな、って思ってます。
やってみたかったことをやってみる。日常の隙間で。
それが、私を勇気づけていることに気づきました。

昨日は早起きしたので、近所の公園に行ってきました。誰もいなかったので、大きな木に抱きついてきました。空を仰いでいるうちに、涙が出てきました。それは、失恋の悲しみというより、ずっと頑張り続けている自分への涙だと、気づきました。

ほんとにメンタルはナイーブすぎる私なのですが、どこか鈍くて図太いところもあったりして。

がんばろ、私。


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