
推しの居ぬ間に浮気をしました〜相手はタイドラマ〜
ロシアに嫁いだフィギュアスケーターの彼のその後を描いた映画が、結局頓挫してしまっことが、先日正式発表されてしまった。
(劇場版アニメ制作の話です)
ウクライナとのことで情勢が厳しいこと、
制作時期の間延びがありすきたこと、
大人の事情は数え切れないほど想像がつく。
そして、受け止める方の大人である当方は、
その待ち時間、
既にトリプルフェイスの男(降谷零)に浮気をし、
今まさに新しい浮気相手を見つけてきた。
今回はそんな私の浮気相手をご紹介させていただく、稀に見るトンチキな記事である。
以前にもお話したが、
私は英語講師を生業としてきた。
病気をしながらなので、短時間やオンラインにはなるが、なんとかやっている。
が、語学オタクなのは否めないわけで、
前回までのnoteで
中国語、
フランス語、
ロシア語
この3つにビギナーとして、手を出しているとお話した記憶がある。
目的をおさらいすると、
中国語は紫禁城への憧れのこじらせ、
フランス語は美術品の資料を読むため、
ロシア語は歌いたい歌があるため、
である。
この中でミッションがコンプリートしたのはロシア語の歌だけ。
歌えるのは出来るようになった。
残念ながら、音痴の完治はこれに含まれない。
中国語もやっと四声を楽しめてきているところ。
フランス語、ごめんなさい、まだ手つかず。
手が回らない。
体も頭も一つしかないもので。
とまあ、こんな数週間を過ごしていた。
ところが、だ。
ここに先週から、突如タイ語が乱入してきた。
しかも、目下のところ一番熱意がある。
私としては、全くのダークホースである。
理由は簡単、タイのドラマに大ハマリしたのだ。
私の心に、今ときめきをバラまくのが、タイのドラマなのだ。
映像美もプロデュースもストーリーも素晴らしく、明らかに最近の日本作品は負けている気すらする。
ハッキリ言う、タイドラマはクオリティが高い。
売り方や音楽、プロモーションもえげつないほど盛んで、毎日供給に困ることがない。
しかも、私の中の10年前のタイの方のイメージと違い、皆かなりヨーロピアンとアジアンなお顔が混在したような、不思議なお顔が多く、とにかく日本人では見ないような、好みどストライクの顔の俳優陣。
これに尽きる。
人を蹴落としたり、マウンティングしたり、いじめのシーンもない。
メンタル持ちには、こういう所がこの上ない、住心地の良い場所となるのだ。
さてそんな私が推すのは、上手い歌声を多言語で操る、
NuNewくんというタイ人俳優の方なのだが、本当に尊敬する。
語学オタクには、この何言語も歌えるというのがポイントで、鋭利なナイフとして刺さった。
ただ歌えるのではなく、彼の英語の発音だけでも分かるが、完璧に様になって発音をしている。
私は人に英語の発音をかなりうるさく教える立場。
なのでこういう、逸材に出会った時の興奮は人一倍大きい。
まあ職業病だと思う。
しかも彼は可愛らしい。
しかも演技お上手。
しかもペアを組むZeeくんという、9歳年上の彼がまた、二次元顔負けなビシュアルなのにドジっ子というギャップ持ちで、2人セットでとてもほっこりする。
しかもだ。
前述の、推しのフィギュアスケーターと、Nunewくんは身長が同じと来た。(スケーターはアニメキャラ)
運命だと思ってしまうではないか。
ということで早速、語学学習の優先順位にタイ語が一位乗りしてきているのだ。
以下、証拠の品を提出する。

ちなみに、今日は彼のデュエット曲をタイ語→中国語でやっていたら、いつの間にか中国語の勉強になっていた。
アジア圏に力を入れて活動しているNuNewくんは、中国語、日本語、韓国語、タイ語、英語、スペイン語と、分かっているだけでもかなりの曲を歌いこなす。
日本の歌も相当数カバーしている。
タイ語は音の強弱や声調が細かい言語。
だからどうしても、彼の母語は癖の強い部類に入る。
日本語を喋っても、英語を喋っても、普通ならかなりその癖がわかりやすく出てしまいやすいものだ。
しかし、私が聞いた英語と日本語だけでも、その母語の癖がまるで無い。
すごすぎる。
我々日本人もこれは否めないものだが、特に東南アジア圏の英語は個人的には聞き取りづらい。
貿易会社の事務をしていると、変わった英語のスキルが求められるが、まさに理由の一つはこれ。
とにかく何を言ってるか聞き取りづらいのだ。
たぶんお互いに。
あとで分かったが、彼は有名な大学を卒業していた。
なるほど、頭もいいのか。うなずける。
まあ、それはさておき、私は勝生勇利の続編を待っていた穴を塞ぐため、目下のところ語学とタイドラマで埋めていることをご報告しておく。
そして、久しぶりにLINEした後輩にタイ語のことを漏らしたら、
まさかの彼女も同じ状態だったのは
まさに奇跡である。