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ベームのレクイエム /イ・ムジチの喜遊曲
何でもかんでも速いばかりの時代に、このゆったりさは貴重だろう。
スピードばかりを求められちゃ、魂だって擦れる一方だ。
録音が古いせいか、音も割れ気味だけど、それも味だろう。時間の洗礼を受けて…
今や、時間の洗礼を受ける前に、次の時間が押し寄せてくる。人も物も、精神さえも流されちまう。
もう、変えることはできない。帰ること、かな。
せめて、心、きれいにしたい。唐突に。
「いつも、死のことを考えていたのではないか?」とは、吉田秀和さんの想像するモーツァルト。
「死は友達」と言ったモーツァルト。35歳でその友達と本当に仲良くなれたね…
モーツァルトにとっては、年齢なんてどうでもよかったんだ。
人間のつくった、ただの数だからね。
そんなことより、音楽をつくることが大事だったよね。
そのために生まれ、死んだ、そんな「ために」もないほどに。
忘れていたインスピレーション。ひらめき。
大切にしたいものです。
情報に流されず。
自分を信じ。
いきたいものです。