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椎名さんの言葉から

「人間に死があるように、小説にも死がある。
 さらに決定的に言えば、何かのためにどんなに懸命に書こうとも、それは釈迦の掌の上を走り回っている孫悟空のようなものなのだ。

 結局は、無意味なのである。
 しかし、ここで大切なのは、走り回っている孫悟空の方は、真剣であったということなのだ。」

 ── これは、人間や小説、書くことにかぎらず、なんにでも当てはまることだと思う。