活動報告2024.5
日本を5年間歩いて縦断したこともある、ロン毛ひげメガネで1児のパパ協力隊の金澤一成です。
研修や資格の取得、そしてパッケージデザインの事を考える月でした。
1.食品衛生責任者研修
ENgaWAでは飲食店の営業も行っております。今後の事も見据えて食品の提供に関わる社員は皆食品衛生責任者の資格を取ることとしました。
オンラインでの研修が可能で、アニメーションになっている動画を観ることで知識を身につけていくというものです。
講義自体は全体で7時間ほどありますが、理解しやすい動画でした。
長年飲食に関わってきて、店長という立場も経験してきました。しかし、しっかりと学ぶ機会がなかった為、改めて衛生面で気を付けなければと思うきっかけともなりました。
夏場は特に食中毒に気を付けて生活しましょう。と、改めて社内喚起していきます。
2.刈払い機研修
草刈り機にも研修があります。こちらもオンラインにて6時間ほど行います。刈払い機と言うみたいです。
家庭で行うだけであれば個人の責任で問題はないですが、仕事で使用する、お金が発生する、そうなるとこの証明書が必要だという事です。
なかなか分かりづらい講義でしたが、なんとかクリアという感じです。
刃物を取り扱う為準危険物という事で、草刈りはイメージよりも危ない物なのだと感じます。今年はなるべく多くの場所で草刈りをして上手くなりたいので経験あるのみです。
3.ふき味噌デザイン
今年の3月の末にふきのとうを収穫しました。
斜面で隠れて頭をひょこっと出しています。
なかなかハードですが宝探しのようで夢中になれます。
それらを丁寧に下処理し(これがまた大変)、「借金なし」という秩父の在来種大豆で作った味噌を使い製造しました。
そこから大事なのはパッケージ。
どう見せたいか。誰に届けたいか。そんな表現をしていきます。
とはいってもデザインを生業としているわけではなく、好きなので社内の事のみ手掛けている程度ですが。
ふき味噌というのは、若者に手にしてもらう機会が少ない。
他業者の商品を見てもデザインが和風で渋く、狙っている年齢層が違う。
そういったことも含めてイメージを固めていきました。
2000年代のレトロ感、シンプルな見た目、情報量は最低限に。
そうして5月に商品が出来上がりました!
芦ヶ久保にて行われたイベントを皮切りに販売をスタートさせました。
数量限定です。もう残り数えられるほどしかありませんが、是非お試しください。
4.いちご苗取り
いつもお世話になっているいちご農家さんのいちごの収穫が終了しました。
実は年明けてすぐに始まるいちご。
5月も採れますが、段々と味は落ちていきます。
2月の寒い時期が甘みも凝縮されていてとてもおいしいのでお勧めです。
そんないちごは時期が終わると苗を抜いて土の手入れなど次のシーズンに備えます。
根を切って、それらを拾って。
こんな作業が華やかないちご農園の裏にあったのかと。美味しい物の後ろには苦労が当然あるものですね。
来シーズンはさらにおいしくいただけそうです。
横瀬町民は推しいちご農家がいるようで、そのおススメを回ってしばらくは楽しみたいと思います。
おわりに
どんなことが地域の方に喜ばれるのか。
普段そんなことを考えます。ENgaWAで活動していると、第一次産業に関わることが多いです。
その農家さんなどから購入や頂いたりした作物を最大限に活用した商品が出来上がると、皆さん喜んでくださいます。
「こうなったんだね、ありがとう」
これってシンプルに嬉しいですし、地域循環としてとても大切な位置にいるのだと実感します。
ご飯を店で提供して美味しいと評価してもらうのも嬉しいですが、
沢山できてしまい処理しきれない、放っておいても出来てしまい活用できない。
そんな作物を製品化してお金を生み出す事。
それが世に出ることで喜ぶ、生き甲斐が一つ増える農家さんらがいる方が嬉しく感じます。