バフェット氏バンク・オブ・アメリカ株を約800万株売却。銀のショートスクイーズに備えている?
以前からバフェットがバンク・オブ・アメリカの株を大量に売却している事は報道されてますが、また追加で大量に売却しているようです。
1,バフェットがバンク・オブ・アメリカ株売却を継続。
https://x.com/DarioCpx/status/1841623412583846187
ウォーレン・バフェットのような大口株主はSEC(米国証券取引委員会)に対して株の売買を迅速に報告する義務があります。
しかし、持株比率が10%未満の保有に減少すると即時報告が不要となり、通常は四半期ごとの13F報告書でしかバフェットの売買活動が確認できなくなります。
この報告書は各四半期終了から最大45日以内に公開されるので、つまり3~4ヶ月毎にしかバンク・オブ・アメリカの保有状況がわからないということになります。
その10%を下回るまで後1200万株しか残っていないようで、今回800万株売却したので、次の売却で10%を下回る可能性もあるということです。
10%を下回ったら、バフェットは一気にバンク・オブ・アメリカ株を売却するのではないか?という憶測もあるようです。
ただ、前回が1100万株、前々回は2100万株売却しているので、売却ペースは鈍化しているようには見えます。
とはいえ、8月時点でバフェットの保有している中、2番目に保有額が多いのがバンク・オブ・アメリカ株です。
また、バフェットは以下のように投資哲学を述べています。
これほど巨大なポジションを保有し大事に温めてきた、バンク・オブ・アメリカ株を大量に売却しているのは興味深いですね。
優れた企業である限り持ち続けるということは、今は優れていないと判断したのでしょうか?
2,バンク・オブ・アメリカシステム障害で口座残高が「0」と表示される問題が発生
これは本日のニュースですがバンク・オブ・アメリカの顧客が自身の口座情報にログインできない。できたとしても残高が0に表示される不具合が発生してます。
https://edition.cnn.com/2024/10/02/business/bank-of-america-outage/index.html
残高は0表示なのに、ローンは表示されたままになっているという報告もあるようです。
一応現在は不具合は解消しているとしているものの、原因が何だったのか?は明らかになっていないようです。
先日はチェース銀行(JPモルガン銀行の関連)の不具合がありましたね。こちらはバンク・オブ・アメリカと逆で、”口座にお金がないにも関わらずお金が引き出せる”というチートのような不具合でした。
なぜか不具合によってお金を引き出せるので喜んでいますが、当然銀行は法的措置をとると表明しています。
ここ最近銀行関連の不具合が多くなっていますが、バフェットはなにか察知していたのでしょうか?
逆神ジム・クレイマー氏は5月にバンク・オブ・アメリカを薦めていたのも気になるところです。