ふくしとの出会いをつくりたい〜アール・ブリュット作品展〜
先日愛知県図書館で行われている「あいちアール・ブリュット作品展」に、行ってきました。
私がアール・ブリュットと出会ったのは、日本福祉教育・ボランティア学習学会 第29回新潟県大会でした。
「福祉との出会い方は多様であっていい~表現と参加からふくしを考える」という企画に参加して、まちや、くらしのなかからふくしと出会う機会を作っている社会福祉協議会の方、また実践者の方のお話を聞くことができました。
実際に新潟のまちでみつけたアール・ブリュット▼
これは、まちごと美術館cotcoto さんの事業のひとつ。障がいがある方の作品を企業が1点ずつレンタルすることができる仕組みとのこと。
この仕組みを聞くまで、私にとって障害を持つ方の働き方(=障害者雇用)というと、工場での作業や、会社での事務のイメージが強かったです。
この研究会を通して、アートもそのひとつか!こんな働き方もあるよね!と、視野が広がりました💡
また別の方のお話では、何を「アート」「いいね!」とするかは、本人や家族だけではなくみんなで見ることができる。中には、ご家族や支援者が「え、これがアートなの?!」と、なる作品もあるんだとか。そんなお話も聞くことができました。
余談ですが、私はよく美術館に足を運んでいて。
特別、知識や美術史が得意な訳ではないのですが‥
でもなぜ美術館が好きかというと
アートに触れて、
どんな方なのかな。
どんな時代に暮らしていたのかな。
どんなまちに住んでいたのかな。
と、作者について想像してみたり。
どんなもので作られてるんだろう。
と、作品についてじっくり考察する。
頭の中でぐるぐるさせながら、音声ガイドや資料を見聞きする時間が好きなんです。初めての人と出会えたみたいで。
最近はサグラダファミリア展に行ってきました。
また記録したい‥📝
おかわりで2回目も足を運びたいくらい、
奥深くて可愛くてとても楽しかったです☺️
どの分野にも共通して。
また、どこに行っても誰に対しても、
その人自身や暮らしを知ること、考えることから
新しい世界を知ることができる。と思います。
その世界への入口がまちにあるアートだったら、
その扉、開いてみたくなりませんか?
自分の視界にふと入ったもの、手にしたものが、その入口だって気づくことができたら楽しくないですか?
写真にある団体は、企業と連携して啓発品などにアール・ブリュットを採用し、各デザインが誕生しているそうです。
このように、人が何かと出会うきっかけは多様であり、些細なことでいいと思います。福祉の場にいながら言いづらいですが、私はふくしを、「ふくし」と括らず、気づいたら「ふくし」に参加していた。そんな出会いの場、きっかけを作って行きたいです。
その実現に向けて、ただいま勉強中です‥
今日はここまで!
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