informa abema originalを観て
ネタバレ注意
知らない人のために簡単にあらすじを書くと記者の三島とインフォーマと言われる通称情報屋の木原、そしてその娘とともに闇バイト事件の黒幕を調べるためにバンコクへ行く。バンコクではマフィアや元警官鬼塚など公安の秘密ファイルをめぐって壮大な情報戦が繰り広げられる。というあらすじだ。
僕は一作目のインフォーマも前に見ているので出てくるキャラクターがどういう人なのかを知った状態で観ることができた。
相変わらずポンコツ2号の三島は一人では何もできないポンコツで一作目のインフォーマでも木原に頼りっぱなしで指示通りに動くことしかできない人間だったが二作目でも変わらずにポンコツだった。でも一作目と変わっていたのはもう木原に頼ることなく、自分の力で頑張りたいと言っていたが、いざ自分で考えてみても何も思い浮かばず、結局木原に頼る始末で最後の最後には木原のおかげで得たスクープも自分の手柄にして本当に最低な野郎だと思う。ちょっとは木原に感謝してほしいものだ。
広瀬役を演じるモデルであり、女優の莉子ちゃん。莉子ちゃんは結構前から知っており、ラインライブやっていた時代からかわいいなと思っていた人で調べてみると同い年であることもあり、ドラマの女優を演じるぐらい有名になったんだと思って僕も頑張らないといけないなと勝手に思った。でも最後の木原の娘だとは思ってもいなかったのですごくびっくりした。さらに木原と広瀬の関西弁のやりとりは関西人として聞いていてすごくテンポやツッコミが気持ちよかった。やはり関西弁はいいね。
木原と同じ養護施設で育った冴木の部下であるキムが前作で死んでいたと思っていたが、何と生きていて2作目でも木原に車に2回はねられるシーンがあり、動けない状態にはなっていたし、普通の人だったら即死レベルで体が回転していたのに喋れていたからなんとも丈夫な体だなと思った。
二宮和也さんも警視役として出演していて僕の中で二宮さんといえば、ブラックペアンで天才外科医としていくつもの難題な手術をこなしていくのだが、役にはまりすぎて夢中になって観たのを覚えている。あと検察側の罪人という作品で検察官を演じていたのだが、犯人の自白を責め立てるときの剣幕はすさまじくて鳥肌が立つぐらい夢中になったのを覚えている。あのシーンのすごいところは二宮さんの緩急だろうと思う。怒りながら叫ぶところは叫んで大事な部分は小さく相手にささやくようにすることで緩急をつけていた。また早口で言う部分もあるが、活舌が良くすごく聞き取りやすいのだ。あの一部のシーンは僕にとってはとても美しく、記憶に鮮明に残るようなシーンである。
また犯人側を演じていた酒向さんは検察側の罪人で初めて知り、そのあとにヘルドックスという作品で観たことがあったが、あれだけ犯罪者と警察の区別ができる人はすごいと思う。大体検察側の罪人であれだけ気持ち悪い犯罪者を見た後にヘルドックスで演じる警察を観ても前の記憶に吞み込まれるからなかなか警察として見られないようなこともあるが(ハリーポッターの人たちとか)僕は犯罪者役と警察役の二つともの記憶がありながら完全に区別してみることができた。というのもあの気持ち悪さがなかったからだと思う。まさに俗にいうカメレオン俳優とでもいうのだろうか?