身近にいる人が裁判を起こしている話
11月だったと思う。知り合いは裁判を起こした。争点は職場で起きた処分の妥当性について。相手側が誹謗中傷を受けたとして、知り合いに出席停止の処分を下した。事実を述べたのみで、誹謗中傷に当たらないとして知り合いは裁判にかけたのである。
誹謗中傷を受けたのが事実なら裁判起こせばいいと思うのに、職場内での処分を下したのだ。気に入らなかっただけで誹謗中傷と騒いでいたようだ。事実だとすると、やっていることが幼い。
判決は、出席停止の仮差止め。それを受けた相手側は出席停止ではない違う処分を下したようだ。知り合いはその件も争うようである。詳細は分からないが、聞いている限り争うだけ無駄な気がする。そもそも処分を下したことがおかしい。相手は反省して欲しい。
知り合いを担当している弁護士も怒っていた。めちゃくちゃなことをする人だ、常識がない、などが理由。規則はあまり知らないが、規則に従っていないことも判明している。変な話、「常識」が通じないのだ。そのことが弁護士を怒らせている。今の争いが続けば、いずれボロを出すんじゃないかな。
今はその人相手に2つの裁判を起こしている。新しくかけた処分の妥当性について、仮差止めした処分に対する慰謝料請求、だったと思う。企業を相手に裁判をしている、というのが正確かもしれない。
仮差止めの件は新聞にも書かれていた。企業で知り合いに処分を下した人の名前も入っている。新聞に書かれている以上、消し去ることのできない事実となった。新聞に書かれている相手側の主張はないに等しかった。それは負けますよ。同情はしないけれど、いろんな裁判の結果を新聞などで見てきた経験からそう思った。
理由は何であれ、裁判をするのは勇気がいることである。長い闘いだ。新聞の記事になっている裁判も数年前の出来事についてだ。訴えられるようなことはしないことがいいのに、と思う。仮に私が訴えられたら正々堂々闘えるだろうか。訴えたらありとあらゆる正当な手段で勝ち取りにいく気にはなれると思うが、せずに当事者で折り合いをつけるのが一番いい。
知り合いも相手側も自分の軸を強く持っている。争点が争点なだけに折り合いをつけるのは無理だろう。相手が負けて終わるのが見えているが、結果が出るのは数年先になるだろう。それまでどうなるか、分からない。結果がどうなれ、後々めんどくさいことになると思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?