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彼氏との喧嘩の話
私の彼氏は少し特殊な仕事をしている。
いわゆるサラリーマン(会社員)ではなく、自営業に近いことをしている。
先日その彼と喧嘩してしまった。
喧嘩の経緯はこうだ。
彼は仕事関係の人と昼飲みをする予定で、その飲み会が終わり次第私の家に来る予定だった。
彼が出かける前に「晩ごはんどうする?」「一緒にスーパーに食材買いに行って何作るか決めようか」なんてお互い呑気に話をしていた。
「また連絡する」と言いながら、お昼前に彼が私の家から出かけていき(同棲はしていない)、私は自分の予定を終わらせ彼からの連絡を待っていた。
その彼から夕方になっても一向に連絡が来ない。
連絡が来たのは結局18時を少し過ぎたところで、「もうすぐ締めの時間」とのことだった。
この時点で日もすでに暮れており、寒さがより一層深まる前に早く買い物に行かなきゃ!と思い、1人スーパーへ買い物に出かけた。
料理が苦手な私は献立を考えることすら億劫で、「えーいもう鍋にしちゃおう!」なんて思い、鍋の食材を買った。私はいわゆるしいたけ、マイタケ等、きのこ類が苦手なのだが、彼がきのこ類が好きなため(白くて細いやつ、しめじだっけ?)、きのこ類も漏れなく買い物カゴに入れ、彼が好きなビールも買って帰った。
家に着き料理の準備を始めようとした頃、彼から「少し遅くなりそう」と連絡が入った。
「少しってなんだ?もうすぐ締めの時間って言ってたじゃないか。」「スーパーどころの話じゃないやん。」と思い、心に靄がかかった。
その後も、「遅くなりそう」「もう一軒行ってから帰る」「遅くなりそうだから晩ごはん先に食べてて」と追加の連絡が。
「いやもう食べとるわい!お昼ごはんも食べてないのに待てるかい!!」と思いながら、1人鍋をつついていた。
2人鍋をするはずだったのに。
1人で。ロンリーウルフ鍋🐺🍲
勝手に楽しみにして、彼の好きなものなんかも勝手に買って、自分がひどく惨めで情けなかった。
それに、この状況でまだハシゴ酒するのか、と悲しさと寂しさと虚しさと怒りが込み上げてきたことを覚えている。
結局彼は23時過ぎに帰宅し、
「ごめん」と謝ってくれたが私の気の悪さとイライラは収まらず。
「どうしても仕事の付き合いで抜けられなかった。」「理解してほしい。」「これが仕事に繋がるし飲み会での立ち振る舞いや付き合いが信頼にも繋がる。理解出来ないのか?」との言い分で、私に対して悪いことをしたのは分かっているが仕方がないことだった、との言い分だった。
私からしてみれば、仕事の飲み会なんて嫌なら断ればいいだけ。
予定があることを分かった上でその場に居続けることを選択したのはあんただろ、と思うのだが、それにしても12時間近く飲み続ける飲み会ってなんやねん。と感じていた。
いわゆる営業的なポジションにいる人はこういうことが日常茶飯事なのであろう。事務職やB to Cの接客業しか経験したことのない自分には程遠い世界である。それに加え、人苦手やしな、私。仕事の飲み会とかまじで楽しくないし参加する意義を感じていないタイプの人間なので。
どうしてこんな社交的な彼氏と付き合っているんだろうというのは常日頃感じている。
彼の立場を分からなくもないが、自分を守りたくて、言い合いになった。ここで言いたいことを言わずに飲み込んで黙って何事もなくやり過ごしたって何の意味もないと感じたから。
きっとこの先もこういうことが続いていく。
100%起こる。
解決策として、
彼が飲み会の時はそもそも会う約束をしない
相手に期待しない
これしか解決方法はないと思う。
今更自分が寛大なマリアの様な広い心を持つことなんて出来るだろうかいや出来ない(反語)
どうしても受け入れられない部分、されて嫌なこと、理解出来ない部分、そういうことが重なって、世の恋人達や夫婦は別れていくのだろう。
いわゆる"価値観の相違"ってやつである。
個人的な考えではあるが、
恋愛は娯楽だと思っているので
"楽しい"より、"苦しい・悲しい・喧嘩が多い"などマイナスな部分が多くなってきたら一緒にいる必要はないと感じる。
世の中には飲み会等行かずに帰ってきてくれる人もいるだろうし、
パートナーが飲み会に行こうが何時に帰ってこようが何とも思わない、どうぞどうぞ〜という人もいると思うので。
お互い1人の相手に縛られたり固執する必要はないのである。
愛されるために愛すのは悲劇。
藤井風大先生の歌詞が思い浮かんだ出来事であった。
それでも今は彼のことが好きだし、楽しさやおもしろさの方が勝っているから一緒にいることが出来ている。
過ぎたこととはいえ自分の中で消化しきれなかったのでこうして記事を書いているわけだが、マイナスな力はプラスの力より遥か強靭なパワーを持っていると思う。
ネガティヴな思考や側面ばかりに目が行って、マイナスなパワーに飲み込まれないように気をつけなければ。
(彼氏よ、ないとは思うけど、、もしこの記事見つけても怒らないで…!)