【まだ観てない人向け】SHOGUNを観て
今話題の「SHOGUN(将軍)」を観ました。
ディズニープラスに初めて登録して、
全10話×約1時間=10時間の長丁場でした。
見終わった感想としては、、、
まず「難しい」です。
とはいえ、そこまで構えずにまずは観てほしいなとも思います。
あたかも自分が戦国時代にいるような映像ですし、戦国時代ってこんな雰囲気だったのか!と思わせくれます。
今の日本は東京に代表されるように世界的に見ても昼も夜も明るい国ですよね。
しかし、戦国時代の日本の夜は暗いです。
人々の行き交う範囲も狭いことからムラ社会が基本で、人間関係が閉鎖的という意味でも暗いです。
そんな戦国時代を舞台としながら、とても複雑な人間関係が繰り広げられます。
これ、日本史を一通り勉強した日本人でも一回で全てを理解するのは難しいのではないかなと思います。
何が難しいかと言うと、
①創作と史実が織り混ざっている点
②登場人物を知らない点
この2点かと思います。
①創作と史実が織り混ざっている点
基本的にショーグンは、創作物語です。
1980年くらいに原作がアメリカで作られて、そのリメイク版のようです。
創作物語といいつつ、史実をベースとしているため徳川家康にインスパイアされた主人公や、石田三成にインスパイアされた「石堂さん」が登場します。
従って、約8割くらいは歴史上の人物だと思っていただいて問題ごさいません。
残りの2割くらいは創作の登場人物かと思われます。
(それが誰かはショーグンを観てご確認ください)
この2割が話を面白くしているので、注目してみてください。特に個人的には伊豆の〇〇です。この物語をさらに面白くしてくれています。
②登場人物を知らない点
知らないと書きましたが、知ってる人は知ってると思います。
・明智光秀の娘の細川ガラシャ
・キリシタン大名の小西行長、大友宗麟
・五大老と五奉行はそれぞれ誰か
・ウィリアム・アダムス
ここら辺の人物をよく理解できていれば、しっかりとショーグンを理解できるかと思います。
この手の話は、何が史実と異なるかに注目するのも一つの楽しみだと思うので、ある程度歴史上の人物とその行く末を理解した上で観たほうが楽しめます。
あれ、豊臣秀頼の母は淀殿だったっけ?北政所はどういう人だっけ?と思う方は、ウィキペディアでちょこちょこ登場人物を理解しながら視聴することをおすすめします。(私もその1人です)
また、日本の話ですが、「世界の中の日本」という視点から描かれています。
したがって、
・スペインとポルトガルの大航海時代
・トルデシリャス条約
・カトリックとプロテスタント
この辺りを理解しておいた方がなお良しです。
日本=鎖国というイメージがありますが、日本も世界の荒波に揉まれて揉まれた上に「鎖国」に至ったということがよーく分かります。
まとめ
SHOGUNは歴史好きにはおすすめの作品です。
たしかに難しいと思う部分もありますが、それが更に歴史への知見を深めてくれる第一歩です。
是非、戦国時代にタイムスリップしながらお楽しみください!