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【人間観察が得意な人】プロファイリング#1
はじめに
まず、なぜこんな話をするのかというところから始めよう。私は絵を描くのが好きで、特にキャラクターの絵を描いている。キャラを描いているとだんだんと動かしたくなってくる。しかし、キャラが頭の中でうまく動いてくれない。なので、いろんな状況や人を想定して、キャラにリアリティを持たせよう思った。今回の記事はその一環である。
どういう時に人は人間観察をするのか?
まずどういう時に人間観察をするかを考えてみた。
最初に思いついたのは、どうしたら良いか分からない時だ。みんなは作業をしているのに、自分は何をすれば良いかわかっていない。そんな時、とりあえず周りを見て、みんなに合わせる。この時観察をする。
次に思いついたのは、好きな人ができた時だ。好きな人や気になる人ができると、つい目で追ってしまったり、探したりしてしまう。
また、いたずらをする時や他人の評価を気にする時も人間観察をする。
ということで、4つほど思いついたので、これらについて深掘りしていきたいと思う。
どうしたら良いか分からない時
これは人類全員がやったことがあると言っても過言ではないほど、よくやることである。なので、こんなことで人間像がわかるのかと思うかもしれない。しかし、考え始めると色々と想像が膨らむ。とりあえず、『周りを見て、周りに合わせる』という行動を頻繁にやる人とやらない人について考えてみた。
改めて考えると不思議な行動である。どうすれば良いか分からないのであれば、他の人に聞いたり、それ以前にしっかりと話を聞いたりすれば良いのである。しかし、よくその行動をとってしまう。それはなぜなのか。理由は3つある。1つは集中力がなく、普段からぼーっとしているから。2つ目は、その行動に興味がないから。そして3つ目は他人に聞くのが恥ずかしいと思っているからである。逆にいうと、『周りを見て、周りに合わせる』という行動をあまりしない人は、集中力があったり、その事柄に興味があったり、聞くことが恥ずかしくなかったりするということである。後者のような人が人間観察が得意という印象はあまりない。どちらかというと、前者のような人が人間観察が得意な人なのだろう。
好きな人がいる時
人間観察が得意という人に好きな人ができた時どういう行動を取るだろうか。まずは、やはり観察をするだろう。そして、次はどうするのか。おそらくだが、しばらくの間、何もせずただ観察を続けるのではないだろうか。
考えてみてほしい。好きな人ができて、すぐにアタックするような人間が、『私は人間観察が得意だ』と思うだろうか。否である。すぐアタックするような人はコミュ力が高いとか私は魅力的だとか自分で考えているだろう。そして、そこで思考はストップし、それをいかした恋愛戦略に出るはずだ。
一方で人間観察が得意と思っている人間は、まず、同じように自分にはコミュ力があるかを考える。当然ないので、次に自分が魅力的かを考える。これも当然ないので、困ってしまう。そうして、困った末に自分は人間観察が得意かもと気がつく。人間観察が得意だと思う人間はそういう人間だ!!(*ド偏見)なので、話を戻すと好きな人ができてもしばらくの間は観察を続けるだけだと考えられる。
こう考えると、観察人間(人間観察が得意な人)の特徴が見えてくる。おそらく、恋愛に関しては奥手で、さらには一途なタイプかもしれない。しばらくは観察だけを続けるので、抑えられない気持ちを妄想という形で変換しているということもあり得る。そして、観察が得意なので、回りくどいことをしてなんとか偶然を装って近づくことを考えるかもしれない。
いたずらをする時
観察人間はなぜ人を観察するのだろうか。それは、面白いからである。観察の中でも特に面白いのはいたずらをする時である。例えば、youtubeやテレビの人気コンテンツであるドッキリ。これは観察する側にとってはよだれが出るほど面白い瞬間だろう。普段は見せない驚いた表情や悲痛な顔を見ることができるのだから。このことから、観察人間は人の意外な一面を見るのが好きかもしれない。さらに、いたずらというやってはいけないことをする背徳感が好きなのかも。
また、これは蛇足ではあるが、なぜいたずらをするのかも考えてみよう。それは自分の気持ちに気づいてほしいからである。恋人が自分を試すようなことをしてきたり、子供が変なことをして気を引こうとしてきたりした時はないだろうか。そういう時は、直接言いたくないけど、気づいてほしい気持ちが必ずある。いたずらをする観察人間は忍耐がある人間である。言いたい思いがあるけどそれを胸にしまってずっと気づいてくれることを待っている。でも、我慢できなくていたずらをしてしまう。
他人の評価を気にする時
他人の評価が気になる時、人はどのように行動するだろうか。そういう時人は、人目につかない場所にひっそりと座ったり、聞き手に回って自分の話になるのを避けたり、とにかく気を使って他人の評価を上げつつ、自分は気を使っていて忙しいので話しかけないでねアピールをしたりする。この時、人間観察が得意でなければ、このような立ち回りはできないだろう。このことから、観察人間は他人の目を気にするあまり、他人の行動を見る能力が発達したと考えられる。それによって、気配りができたり、空気を読めたり、影が薄かったりするのかもしれない。
最後に
この話はあくまで私の経験と妄想に基づく偏見ということを留意してほしい。ある特定の人を差別するような意図は一切ない。
私は昔から他人の気持ちを知らずに自分勝手に説教をする人間が嫌いだった。だから、私は他人の気持ちをしっかり考え、理解する姿勢を示し続けようと思っている。そんな思いも少しは入っているそんな記事である。