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未来とは今が入り口~乃木坂46 6期生オーディションによせて

約3年ぶりとなる乃木坂のメンバー募集がはじまりました。
前回5期生の時は87,852人が応募し、11人が合格。単純計算で0.012%の合格率。細かすぎて伝わらない数値だ。
 
何回か転職した経験から思うのは、組織にはそれぞれ求める人物像があるということです。組織が人を選ぶ時、単純に優劣や順位で決めるワケではない。これは慰めでもキレイ事でもなく真実です。そんなので正解が出せるなら人事は簡単です。
例えばAKBグループのオーディションに落ちたけど乃木坂には受かったというメンバーが何人かいます。実際の理由はもちろん不明ですが、個人的にはスタイルのせいかなと思います。よく初期AKBはスタイルがイマイチで、他の芸能人と並ぶと公開処刑だったという話を聞きますが、これは仕方ないのです。元々AKBは“会いに行けるアイドル”として結成されました。目の前数メートルで見る人たちです。一方、芸能人を生で見ると、大抵の人はその細さや顔の小ささに驚愕します。そして「同じ人間とは思えない。なんならちょっと違和感ある…」と多少なりとも感じます。しかし目の前でパフォーマンスすることが大前提だったAKBは、それでは駄目だったのです。普通の人が見て違和感がなく、且つアイドル衣装が着こなせるスタイルであることが合格必要条件だったのではと推察します。あと時代もあったでしょう。現代は一般人でも容姿は美しければ美しいほど価値がある、とされますが、2000年代前半は芸能人と一般人には明確な線引きがあり、AKBはそのボーダーギリギリを狙ったグループだったワケです。

つまり何が言いたいかというと、1つのオーディションに落ちたから即劣っている・才能がないとは言えないということです。
就職試験なども同じですが、①自分に合う組織を探す、或いは、②組織の求める人物像に自分を近づける、が選ばれるための鉄則です。ただ、そこがどんな組織なのかは入ってみなきゃ分からないし、自分を盛ったり偽ったりして選ばれちゃうと後がツライという事はあります。そうなるとこちらに出来る事は、チャレンジあるのみ!にならざるを得ない。

1つ思うのは、99.98%が落ちるオーディションへの応募を躊躇う理由なんてなくない?ということです。落ちるのが普通なんだから、少しでも気になるなら応募してみればいいんじゃないでしょうか。
「世界は、ほんの一歩で変わる。」というコピーは、なにも合格者だけを指しているワケではないはずです。一歩踏み出せた時点で、もう変わってるんですよ。ではまた

乃木坂46の瞬間最高到達点。あとに続くのは誰だ?

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