彼は、”救われるべき主人公”だ! 『アラサーがVTuberになった話』(原作:とくめい、キャラクター原案:カラスBTK、漫画:犬威赤彦)KADOKAWA/カドコミオリジナル
書影
はじめに
10:00からカジュアル面談がありまして、そこでボコされてきました。今の状態でそれでも出版業界に本気で携わりたいなら、全てを賭けるくらいの勢いで関東に来ればいいよ、この日本で早々に死ぬことなんて無いんだからと言われました。
最初は正直、「家庭の状況も知らない奴にこんな事言われる筋合いは無いよ」と思っていましたが、改めて現状を、きわめて冷静に鑑みると、もうそれしかないよな、思い始めています。
ただ貯金はほぼ無い状態なのでまずは親を説得するところからですね。頑張ります。
作品紹介
さて、今回紹介する作品は『アラサーがVTuberになった話』(原作:とくめい、キャラクター原案:カラスBTK、漫画:犬威赤彦)です。『カクヨム』の方はこちらとなっておりますが、作者様曰く、他にも『ハーメルン』や『小説家になろう』などでマルチ投稿されているそうです。
書籍の方ですが、小説の方が現在1~5巻まで、『アラサーがVTuberになった話 サブチャンネル』とコミカライズが、それぞれ1巻ずつ絶賛発売中です。
あらすじ
ブラック企業で酷使され、過労で倒れたアラサーの私。目が覚めるとそこは異世界…ではなく病院のベッドだった。仕事を辞めたある日のこと、妹が見ていたVTuberの話になり、気が付けば自分も大手事務所『あんだーらいぶ』所属のVTuber・神坂 怜(かんざか れい)として活躍することに!?
男性Vと言うだけで炎上、女性Vと挨拶すれば暴言を吐かれ、デビュー2日で同期が前世バレからの炎上&解雇となってしまう。
…いや、焼け野原どころか消し炭になってないかこれ?
これは、脱サラアラサー男が誰かを救うのではなく、”救われる”物語
感想とか今後の展望とか
大昔の書店に入り浸ってた頃の記憶を漁っているとですね、何となく記憶によみがえるものがありまして。B5サイズとあったので確信に変わったのですがかなり大きかった記憶があります。
加えてタイトル、かなり目を引くというか興味をそそられるものだったのでコミカライズされているならいつか買いたいと思っていました。
感想としてはとにかく主人公が前向きというか明るくて良いですね。炎上云々よりも自分の妹を大事にしているところとかかなり共感できます。
また、同じ男性Vとして活躍し、同じく妹好きで知られる「畳」こと柊冬夜さん。この人も対応とかめちゃくちゃカッコいいですね。
カジュアル面談で、「追い詰められている人って何か分からないけど助けたくなるもの」と言われましたがまさにその通りだと思います。
ただこれは本当に個人的な創造に過ぎないのですが、柊さんの良い所って、相手が追い詰められていようが何だろうが同業者だったり自分の仲間であれば救いの手を差し伸べてくれそうなキャラをしているのが好きです。
願わくばコミカライズの方も2巻、3巻etc.と続くことを願って締めとします。(あとアニメ化の方もよろしくお願いします)
それでは今回も、ここまで読んでいただきありがとうございました。
リンク
『アラサーがVTuberになった話。』コミカライズ
『アラサーがVTuberになった話。』原作
https://ncode.syosetu.com/n4638gp/
原作を生み出してくださったとくめい先生
最高のイラストを生み出し続けるカラスBTK先生
最高に面白いコミカライズを担当されている犬威赤彦先生