アートジュネス主催の版画展に行った話
2日連続の投稿になります。
美術館や博物館などで過去に活躍されていた著名な方の作品展などは公私問わず訪れたことがあるのですが、このように現役のしかも最前線で活躍されている(と勝手に思っている)イラストレーターさんの版画展に行ったことは皆無でしたので、どのようなモノかとても楽しみにしていました。
まあ後で会社の評判などをインターネットで調べて少しモヤっとしたものはありましたが、会社としても人を投入し関係各所と長時間にわたって交渉しスペースを借りる形で展覧会をされているのですから、営業活動に熱が入るのもある種当たり前のことだと思います。自分ももし出版社の営業部に配属されたとしたら、作品を広めたいという思いから似たようなことはするかもしれませんから。
最初はFAIRY TAIL、連載当時にリアルタイムで追っかけていた人を羨ましいと思った
さて展覧会の話に戻りますが、このイベントは事前予約すると好きなイラストレーターさんの作品が載ったクリアポスターを貰えるので、特に推しがいる方にとっては最高のイベントだと思います。
残念ながら何人かいるイラストレーターさんのクリアポスターから1種類だけを選ぶことになるため、深崎先生とHiten先生のポスターでめちゃくちゃ悩みました。どちらを選んだかは読者の方のご想像にお任せします（笑）
入ってすぐの場所にはFAIRY TAILでお馴染み真島ヒロ先生の版画や連載されていたFAIRY TAILの主要場面から抜粋したものが掲載されていたり、連載当時のカラーイラストに関するものが展示されていたり、BGMはアニメ化もされた本作品のOP及びED曲が流れていたりと完全に真島ヒロ先生＆FAIRY TAIL尽くしでした。
家に帰ってすぐにマガポケを開き第1話を読みましたが、何でこんな面白い話をポイント貯めたいがために飛ばし読みしてたんだと当時の自分を呪いたくなったのはまた別の話。
圧倒的な迫力と美しさ、Hiten先生の作品たち
ある程度FAIRYTAILに関する作品を見終わりフリースペースで真島ヒロ先生に対するメッセージを汚い字で書いた後、ついにお目当てだったHiten先生や深崎暮人先生の版画が展示されているスペースへと歩みを進めることになります。
残念ながら作品の全てが写真撮影禁止だったため内部の写真は皆無ですが、これについては別の意味で撮影禁止も納得のクオリティでした(何様)。
目の前に広がる推しの描いた美しい版画、とても版画とは思えない、紙にそのまま描かれたようなリアリティや立体感があり本当に感動しました。これは写真に撮ったところで自分が見た風景を再現できるわけないのである意味写真撮影禁止でよかったと思えた瞬間です。基本的に美術館や博物館を訪れた際、写真撮影可となっている作品は思い出作りも兼ねて写真を撮るのですが、今回撮らないことの価値にも気づくことができた有意義な展覧会でした。
更に今回展示されている版画ですが、強い光を当てることで見え方が明確に変わるという演出も仕掛けられていました。「20以上ある作品の中から特別に2つ選んでください。選んだ作品に光を当てます」と案内してくださった方に言われ10分くらい悩んでいました。
結局Hiten先生の2作を選び光を当てていただきました。どう見えたかと言う事ですが、これについては本当に現地で見ることで自分が感じたイラストレーターさんの凄さであったり技術力の高さであったりを他の方にも見ていただきたいので、あえてここでは言及しないことにします。
因みに光を当てていただいたのは、昨年5月に発売された『INNOCENT』の表紙絵にもなっている、女の子が左手で自分の頬を触りながら右手で線香花火を持っている作品『INNOCENT』と、今回のイベントで配布されたクリアポスターにもなっている作品の2つを選びました。
Hiten先生の作品は他にも『雪化粧』や#絵師100人展10の前売り券にも使用されている千本鳥居がモデルになっているのか、赤い大量の鳥居の中で着物を着た女の子が見返り美人のように振り返る図、昨年1月に発売された初画集『ADOLESCENCE』の表紙絵にもなっている『ADOLESCENCE』も展示されておりどれも足を止めずにはいられない本当に美しい作品たちで文字通り目を奪われていました。
（タイトルは全てHiten先生公式Twitterや公式pixivより、2023年7月31日閲覧）
元々Twitterからただのゆきこさん(現Hiten先生のパートナー)経由で知ったHiten先生の版画を見るために出かけたことを当時の自分に伝えたなら絶対驚くと思います。行動力とか思い切りの良さとか色々(笑)。
感想
LINEで繋がっている数少ない知り合いにも薦めましたが、本当に見ていて損はないと思います。もちろん営利目的で展示しているため営業の話や購入に関する話もされますが、そこははっきりと断れば問題ないので特に臆することなく堂々とした態度を取っていればいいのではないでしょうか。
しかし…版画の値段を正直なめていた部分があり(これは自分の落ち度)1万円とかなら買おうかなーとか思っていたアホさ加減は目も当てられません。最低30万は流石に購入できませんね…。そもそも親と暮らしていて自分のスペースすらなく、さらに以下の状態で本が床や机にまであふれている状況で絵なんて買おうものなら物理的に〇されかねません。
1人暮らしをしていてかつ収入に余裕があれば多分買っていたと思います。飲んだり遊んだりする人が身近に1人もいないため、購入する本の数を抑えればローンならワンチャン（笑）
それでは！ここまで読んでいただきありがとうございました。
最近アニメ化もされている『白聖女と黒牧師』にはまっており書店さんを3つ回ってみたのですが全く売っておらず、電子書籍や最新刊に書かれている「重版出来とは何ぞや？」状態になっています。
今度もう少し大きめの書店さんにサイクリングがてら行くので、そこになければあまり気が進みませんがネット通販を活用しようかなあ…と思っています。
ではでは～ありがとうございましたー。
参考(問題があれば削除します)
Hiten先生
公式Twitter https://twitter.com/HitenKei
pixiv https://www.pixiv.net/users/490219
2023アーティストカレンダー https://www.mediapal.co.jp/book/9367/
アールジュネス公式サイト https://artjeuness.jp/