聞き出す力書評『聞き出す力 其の一』①
オグシオのインタビューに関する記事なのに、浜崎あゆみのエピのが遥かに面白くてワロタ。ひどすぎる。ひどすぎるよ吉田豪。そんなことを何故、打ち明けた。
ただ、「心から好きになる」という真摯な姿勢は流石プロインタビュアーと名乗るだけのことはある。好きになりたくてもなれない奴って山程いるからなあ。ギャラ、もしくは印税が発生するからこそ、そういう姿勢でいられるんだと思うんだよね。普通の人では無理。そういう点ではやはり吉田豪の本、やっぱりニッチだ。何一つ一般人の役に立たない。でも結構話題になって売れてた気がする。
金髪にパイプ椅子の宣材写真でインタビュアーを名乗る吉田豪自身が、一番インタビューしたい人物のような気がする。今時90年代もしくは2000年代初頭の若者のような金髪でいつづける、そのアイデンティティはなんだ。