「笑顔」
笑顔。
笑福亭鶴瓶の笑顔が怖い。
なんというか「笑顔」というものをAIが解析して3Dプリンタで出力されてしまったような異常性を感じる。何処も笑ってない。数値としての「笑顔」だ。もはや笑福亭など名乗るな。無笑福亭だ。
でも多分笑福亭にも、しんどい時、疲れた時、やな事があった時があるのだろう。
そういう時は笑福亭と一緒にお散歩に出掛けよう。笑福亭はお散歩が好きだ。好奇心旺盛ですぐ遠くに行ってしまうので首にはリードをちゃんとつけてあげよう。こらこら。そんなに舐めるな。
散歩の際は水分補給に天然ミネラル麦茶を持って行ってやろう。自分のタイアップ作品を使われていて嬉しくない笑福亭は居ない。最近だとパズドラもやってあげると嬉しいそうに尻尾を追いかけてぐるぐる回転したりする。非常に奇妙である。
散歩は笑福亭のペースに合わせよう。笑福亭は気ままである。たまに地域の方と話したりしている風景も良く見る。そういう時は相手に謝罪をして笑福亭にも注意をしよう。笑福亭の存在を良く思わない村の者たちもいる。三百年前の厄災により笑福亭の存在を恐れる「反鶴瓶派」などに見つかった日には大変だ。地図からその村を消すことになるだろう。
笑福亭は今はまだ子供だ。しかし、あと何年もすれば強力な殺戮兵器としての覚醒、自覚も芽生えるはずだ。そう。彼にとって最大の「笑顔」という武器が---------
笑福亭鶴瓶の笑顔が怖い。
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