【MTG モダン】梅澤キャリクス哲子
現時点で調整が落ち着いたデッキの備忘録なメモ書き・・・のつもりでしたが、書き始めたら興が乗ってきたのでそこそこまとめました。
リバイアサンクエストがMTGアリーナでは作れないので、何かパイオニア辺りで好きそうなデッキはないかと辿り着いたデッキでして、デッキの名前が何といっても素晴らしい。最終的にモダン化したものの、当時は
ショックランドやフェッチランドを使用しないデッキばかり組んでいた
&
青緑は他で使ってる色でもなかった
ので、ケチって殆ど参考にしたデッキのまま。ちなみに、ウチでは数少ないフェアデッキ。
(最終更新:2024年1月19日8:35)
■梅澤キャリクス哲子とは
①『包囲の塔、ドラン』や『突撃陣形』などのタフネスで戦闘ダメージを割り振るようにするカードを置いて、
②『神盾の海亀』や『怒り狂う島嶼、キャリクス』等のタフネス偏重クリーチャーで
③『逃亡者、梅澤哲子』で回避能力付与して
④殴り倒す
そんなデッキです。
デッキ名の由来は『逃亡者、梅澤哲子』+『怒り狂う島嶼、キャリクス』と思われます。かなり目を引くデッキ名ですね。カニアサルトとも呼ばれてるみたいです。
■梅澤キャリクス哲子Ver.1
【感想】
・普通は緑でマナ加速するなら楽園の拡散や極楽鳥ですが、3/3相当としてカウントできる樹上の草食獣と森の女人像を採用。樹上の草食獣は出た時点で一仕事終わっている点、森の女人像は2マナのマナクリ+防衛持ちは重めだが呪禁を持っていてやられにくいのが偉いので(極楽鳥とか出すと仕事する前に焼き鳥にされるイメージ)
・神盾の海亀が2ターン目から順調に殴り始めたりすると、キャリクス出る前に勝負つくことも多々あります。バニラとは言え1マナ5/5は強い。
・ファートリ+キャリクスで17点ゲイン!は、かなりかましてやりたい。やりたいだけな事も多いですが。
・今改めてリストを見るとサイドボードが凄いことになってる・・・。普段、黒ばかり使っている&おそらく直近で親和と戦った後なのか、アーティファクト・英雄譚(エンチャント)は絶対許さないマン状態。
・戦闘中に突撃陣形やファートリが割られると大変悲しい思いをするので、効果は重複するが両方出しておいたり、突撃陣形がダブついたら重ねて置いても良いと思います。
■独断と偏見の採用カード個別評価
・ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
予算を考えなければモダンならどう考えてもショックランド:『繁殖池/Breeding Pool』の方が良い。というか、予算抑えたいなら基本地形だけでも出来なくはない。
・内陸の湾港/Hinterland Harbor
予算を考えなければどう考えてもファストランド:『植物の聖域/Botanical Sanctum』の方が良い。
・神盾の海亀/Aegis Turtle
デッキ唯一のバニラだが、ソクターもビックリの1マナ5/5相当。惜しげなく使える。
・蔓延するもの/Permeating Mass
嫌がらせ要員。ただ、ブロック要員で立たせておくという戦い方は消極的な気がするので、他のカードと差し替えても?
・樹上の草食獣/Arboreal Grazer
1~2ターン目に能力込みで使えないとやや厳しい。何気に到達持ち。
・逃亡者、梅澤哲子/Tetsuko Umezawa, Fugitive
このデッキでは自軍全てがブロックされなくなるのでエンドカードになるが、その分長生きできないことも多いので注意。捨てるギミックをもう少し搭載すれば『不可思議』と併用も?
・波濤牝馬/Surge Mare
回避能力は地味だが、ルーター能力は良い。
・森の女人像/Sylvan Caryatid
2マナはモダンでは重いが、呪禁で除去されにくく、3/3相当なので採用。
・怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle
伝説のカニ。リバイアサン探しで見かけて使いたくなった、このデッキのスタート地点。護法的な能力忘れがちなので注意。
・突撃陣形/Assault Formation
デッキの柱その①。戦闘中に割られると悲しいので、ファートリや2枚目など複数出しておいても良いかも。
・太陽の義士、ファートリ/Huatli, the Sun's Heart
デッキの柱その②。ライフレースで優位に立ちやすくなる。複数引いた場合はライフ回復して貼り換えても◎。
・罠の橋/Ensnaring Bridge
自分のクリーチャーはパワー0~1なので手札減らせば一方的に殴ることも出来る攻防一体の嫌がらせカード。
・衝動/Impulse
特に何も考えずに入れた『可能性の揺らぎ』の上位互換。
・潜水/Dive Down
このデッキでは強化とクリーチャー保護の両方が出来るカード。クリーチャー単体対象とはいえ、1マナが超偉い。2マナ割けそうなら、『英雄的介入』や『シミックの魔除け』でも?
・空の踊り手、ムー・ヤンリン/Mu Yanling, Sky Dancer
初期値低いのが玉に瑕だが、能力は使い勝手が非常に良い。1番目の能力で飛行を失わせるのも偉い。
・呪文貫き/Spell Pierce
うーん。
・新たな芽吹き/Regrowth
『バーラ・ゲドの復活』と差し替えたカード。
■【閑話】今思う採用検討のカード
・塔の防衛/Tower Defense
(1)(緑)インスタント。このデッキでは2マナで+5/+5の全体強化になる夢のカード。メインでフル投入=3~4ターンで殴り倒して警戒させて、サイド後はアウトしてクリーチャー守りながら戦うスタイルも?
・呪文滑り/Spellskite
2マナ4/4相当、無色なのも偉い。マナコストで『蔓延するもの』、打点で『波濤牝馬』に一歩劣るので保留したカード。能力は攻防共にかなり強いので前述の通り差し替えても?
・フェッチランド
フェッチランド:『霧深い雨林/Misty Rainforest』は入れた方が良いが、青緑は興味薄くて他で使わないので、もったいなくて未購入・・・でした。今となっては入れるべき。
・不可思議/Wonder
現状では手札から馬でしか捨てられないので、捨てるギミックを搭載したら。
・シミックの魔除け/Simic Charm
色が合う魔除け。地味ではあるが、概ね腐らず幅が広いカード。
・カタパルトの有象無象/Catapult Fodder
キャリクスを投げてしまおうという豪快な勝ちパターン。スタンダードでこんな怪しいことが起きていたなんて・・・。現状では色が合わない。
・強者鏖殺/Slaughter the Strong
このデッキだと自分は影響受けない全体除去。生贄なので破壊不能もやれる。現状では色が合わない。
・床岩の亀/Bedrock Tortoise
イクサラン:失われし洞窟で出てきた『生ける突撃陣形』。何故か自軍全てに限定的な呪禁が付く。ひょっとして、オーバーキルなキャリクスよりもデッキに合ってるんじゃ(以下略)。
・育殻組の誉れ/The Pride of Hull Clade
2024年2月発売の『カルロフ邸殺人事件』にて登場した伝説のクロコダイル・大鹿・海亀。除去耐性皆無なのが不安要素なのと、哲子の恩恵を受けられないのが厳しい。ただ、このデッキなら合計5マナで唱える+能力起動まで出来る。
■参考元
デッキ名:「梅澤キャリクス哲子」
使用者:Ishiida Keita さん
大会名:大阪デイリーイベント 19時の部
フォーマット:パイオニア
場所:晴れる屋TC大阪
成績:3-0
開催日:2020/10/05