部族モダン ルアゴイフ【MTG モダン】
息抜きに作ってみた部族デッキの備忘録なメモ書き。後々大幅な加筆修正の予定はないです。(最終更新:2023年9月28日10:12)
■部族モダンでルアゴイフ??
ことの始まりは知り合いと部族モダンで対戦した時に『部族モダンでルアゴイフ!?』と驚愕したのが発端です。
知り合い曰く、部族モダンのデッキを調べていた時に
というのを目にしたが、いくら調べてもルアゴイフ・デッキを作っている人も使っている人も発見できず。ならば自分で作ってみよう!となったそうです。
■そもそもルアゴイフとは
すべての墓地のクリーチャー・カードの数のパワーとそれ+1のタフネスをもつ緑のクリーチャーで、初出はアイスエイジになります。
回避能力も除去耐性も持ちませんが、出した後も墓地にクリーチャーが増えるたびに成長していくので、ゲーム終盤には2桁のパワーとタフネスになることも。
モダンで使用可能なゴイフは全部で8種類。
・ルアゴイフ/Lhurgoyf
・死を食うもの/Mortivore
・猛烈に食うもの/Magnivore
・砕岩を食うもの/Detritivore
・タルモゴイフ/Tarmogoyf
・ゴイフの祭壇/Altar of the Goyf
・ネクロゴイフ/Necrogoyf
・アーボーグのルアゴイフ/Urborg Lhurgoyf
■部族モダン:ルアゴイフ
知り合いのルアゴイフ・デッキの採用ルアゴイフは
・ルアゴイフ/Lhurgoyf
・死を食うもの/Mortivore
・タルモゴイフ/Tarmogoyf
・ネクロゴイフ/Necrogoyf
・アーボーグのルアゴイフ/Urborg Lhurgoyf
の5種類。
ルーティングで墓地を肥やしつつ、タルモ以外のゴイフがワンパン出来るほどのサイズに成長する印象のデッキでした。中でもネクロゴイフはルーティングで捨てるのを利用してマッドネスで高速召喚する印象で、下手するとインスタントタイミングでも出てくるいやらしさがありました。
しかし、戦って感じたのが
①回避能力がないのでチャンプブロックできる。
⇒トランプルさえあればワンパンなのに!みたいな状況も。
②タルモが大きくなりにくい。
⇒ワンパンできるくらいのサイズにする為にデッキに大量のクリーチャーが入っているので土地・クリーチャー・インスタント・ソーサリーで自分で育てられるのは最高で4/5?、戦った体感だと2/3~3/4ぐらい。
自分だったらどう作るかなーと思い、試しに作ってみたのがコチラ。
⇩
■部族モダン:ルアゴイフVer.1
■デッキのエース2名の為に
やはりタルモとアーボーグのルアゴイフの軽さを活かして速攻で殴り倒すために2マナの二人を最大限活かしたい(なので、ルアゴイフ・死を食うもの・ゴイフの祭壇はほぼ墓地要員)。
そして
・ルアゴイフを採用する以上、呪文を極力入れたくない
・タルモを大きくしたい
この一見相反することを解決すべく、クリーチャー+αのタイプを持った
・狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
・鏡殻のカニ/Mirrorshell Crab
・巨大な空亀/Colossal Skyturtle
・飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide
を採用。呪文を極力入れずにクリーチャーの数を増やしたいのはリバイアサンクエストで散々経験してるのでサクッと決定。
それぞれ別のタイプに加えてクリーチャーカウントなので、これでタルモを大きくしつつ、ルアゴイフのサイズも大きくすることにしました。
ちなみに、ワンパン出来るほどのパワーは過剰だと思ったので、このデッキではルアゴイフはパワー9くらいを目指してます。
■回避能力を付与する要員
・不可思議/Wonder
・狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
・ゴイフの祭壇/Altar of the Goyf
特に不可思議は墓地にいるだけで自軍全員が飛行を持つので超優秀。
■墓地肥やし要員
・臭い草のインプ/Stinkweed Imp
・壌土からの生命/Life from the Loam
・縫い師への供給者/Stitcher's Supplier
・不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable
・バザールの交易魔道士/Bazaar Trademage
■最後に、墓地に落ちても仕事する方々
・起源/Genesis
・壌土からの生命/Life from the Loam
■使ってみた感想
・最終的にはデカいクリーチャーで殴るだけだが、シンプルに分かりやすく強い。初心者向けな感じ(?)。不可思議で飛べるので、濁老とも渡り合える。
・やっぱり発掘が強い。ドレッジ万歳。
・採用したゴイフ・クリーチャーは全て4マナ以内なので、プッシュが刺さりまくり。
・墓地対策されたらどうしようか・・・。
■独断と偏見の採用カード個別評価
・霧深い雨林/Misty Rainforest、新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
自発的に墓地に行けるので、タルモ的に◎。
・草むした墓/Overgrown Tomb、繁殖池/Breeding Pool
ショックインがやや痛いが、2色土地でないとキツい。
・島/Island、沼/Swamp、森/Forest
月置かれたり、ショックランドが出てればそうでない方を持ってくれば良いので。
・タルモゴイフ/Tarmogoyf
エースその①。ある程度ターンがあれば他のルアゴイフがデカいサイズになっているので、その間の繋ぎとして結構惜しげなく使い捨てる切り込み隊長。しかし、土地・クリーチャー・エンチャント・アーティファクト・ソーサリー・部族・プレインズウォーカーがデッキに入っていて自力の最大サイズは7/8になれるのでウッカリそのまま殴り倒すことも。相手がインスタントとバトルを使っていれば9/10(夢)。2マナと軽いので、序盤にやられても起源で戻したターンにそのまま出しやすい。
・アーボーグのルアゴイフ/Urborg Lhurgoyf
エースその②。場に出る時に自力で切削も出来るのが偉い。本体は2マナと軽いので、序盤にやられても起源で戻したターンにそのまま出しやすい。
・死を食うもの/Mortivore
現状4マナはやや厳しいので、あんまり場には出せないので率先して墓地へ。再生が地味にいやらしい。後半にマナが伸びていれば回収して出すことも。
・ルアゴイフ/Lhurgoyf
現状4マナはやや厳しいので、あんまり場には出ないので率先して墓地へ。後半にマナが伸びていても4マナなら死を食うものが優先されるので、概ねゴイフの数合わせ要員。
・ゴイフの祭壇/Altar of the Goyf
現状5マナは相当厳しいので率先して墓地へ送られるが、タルモのサイズを大きくするアーティファクトカウント要員。ただし、場に出せたら非常に強い。
・臭い草のインプ/Stinkweed Imp
発掘要員筆頭。チャンプをちらつかせて嫌がらせも出来る。
・バザールの交易魔道士/Bazaar Trademage
手札に来た発掘要員を墓地に落とすのが大事な仕事だが、そこそこのサイズのフライヤーなので出ると結構強い。『3マナ3/4飛行+メリット能力はズルい!』と言われました。メリット能力ではない(本来は)。
・縫い師への供給者/Stitcher's Supplier
マーフォークの秘守りの方が盾になるのと1回の切削枚数が多いので差し替えるか迷い中。
・狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
タルモのエンチャント要員とトランプル付与要員。出ても殆ど置物。
・起源/Genesis
マナはかかるものの、墓地にいるだけで何度も使える能力が優秀。
・不可思議/Wonder
能力がまさに不可思議。インカネーションが悪いやつと世間に知らしめた筆頭。島を忘れないように。
・鏡殻のカニ/Mirrorshell Crab
タルモのアーティファクト要員も兼ねてるが、祭壇が落ちまくるのでグリストにしても?
・巨大な空亀/Colossal Skyturtle
タルモのエンチャント要員。クリーチャーカウントでありながらの呪文的な使い方が出来るので。
・不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable
1発で10枚切削できるのが尋常じゃない。
・壌土からの生命/Life from the Loam
発掘要員&墓地に落ちてしまった土地の回収。
・当世/The Modern Age
2回ルーティングが出来るのと、墓地に落ちたらタルモの肥やしになるので(エンチャントカウント)。正直、あと1枚何入れようかなー、で入れたカード。裏面は飛行持ちの2/3。
・飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide
除去としても使えるし、落ちればタルモも強くなる。落ちても戦場以外ではクリーチャーでもあるので、起源で手札に戻して使いまわせる。
■【閑話】採用検討のカード
・スパーラの本部/Spara's Headquarters
1ターン目にやること少ないので、白マナ使うなら入れてみようかなーカード。島であることもポイント。
・ハグラの噛み殺し/Hagra Mauling
タルモカウント用。デッキにインスタントが無いので候補に。裏面はタップイン黒土地。
・頑強/Persist
発掘で落としてしまったクリーチャーを釣る・・・と思ったけど、これ自身が発掘で落ちてしまうと使えないので保留。
・大狸/Greater Tanuki
クリーチャー兼エンチャント。最初は入っていたが、一度も使わないのでクビに。2マナから3マナに伸ばしたいことの方が多いので。
・気前のよいエント/Generous Ent
入れたいのは山々だが、スロットがないので。
・バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar
サーペントクエストで活躍しているが、一度存在を知られると生き残れないことが多いので。2マナで出せて能力が繰り返し使えるのは魅力。
・マーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeper
大好きカード。トータル切削枚数は縫い師への供給者に負けるが、1回の切削枚数はこちらの方が多いのと、盾としての性能は高い。
・獣相のシャーマン/Fauna Shaman
ディスカード要員。バザールの大魔術師以上に見逃してもらえなさそうなので。
・首絞め/Noose Constrictor
ディスカード要員。
・面晶体のカニ/Hedron Crab
ライブラリーを削ると言えば、なカード。土地が少ないのと、ルアゴイフでスロットを圧迫されているので保留。
・イコリアへの侵攻/Invasion of Ikoria
死の影で使ってみて悪くなかったので。ただ、土地が少ないデッキなので保留。
・影槍/Shadowspear&ウルザの物語/Urza's Saga
トランプル要員。
・ガラクの蜂起/Garruk's Uprising
入れるか結構迷ったカード。当世と入れ換えるか否か。
・のたうつ分解者/Writhing Necromass
墓地にクリーチャーいるとコスト軽減されるやつらその①。探査と違って墓地のカードを追放しないで軽減されるのはゴイフと噛み合っているが、ルアゴイフにスロットを圧迫されているため選外。
・グール樹/Ghoultree
墓地にクリーチャーいるとコスト軽減されるやつらその②。探査と違って墓地のカードを追放しないで軽減されるのはゴイフと噛み合っているが、ルアゴイフにスロットを圧迫されているため選外。最高で1マナ10/10は夢がある。
・悲哀の化身/Avatar of Woe
墓地にクリーチャーいるとコスト軽減されるやつらその③。探査と違って墓地のカードを追放しないで軽減されるのはゴイフと噛み合っているが、ルアゴイフにスロットを圧迫されているため選外。個人的にはプロフェシーの頃から大好きクリーチャー。
●赤入れるなら
・創案の火/Fires of Invention
・攻撃の元型/Archetype of Aggression