調剤薬局の理不尽な人間関係で悩む薬剤師へ
調剤薬局って、狭い世界ですよね。
毎日毎日同じメンバーで同じ業務をこなす日々が続きます。
人間関係ガチャ、かなり重要です。
どこの世界もそうですけど、この業界も、変わった人とか、お局様とか、理不尽な人とか、いるわけですよ。
変な人でも関わらないって難しいもので、関わらざるえない。
嫌な思いをすることも沢山あります。
理不尽お怒りトークを浴びたり、休憩室で急に誰かの愚痴を言われたり。
悪口に賛同するように誘導されることもあります。
そして『ああ、これはこうすると裏で言われるんだな』って急に肩身が狭くなったり。
これは薬局に限ったことではありませんが。
それ、あなたの人生にとって、無駄な時間です。
誰かの悪口を聞いてるぐらいなら、添付文書読んでいる方がマシです。
薬剤師の本業から外れたところに意識を割かないといけないのって、かなりもったいないです。
あなたが学ぶべきことは無限にあるはずです。
ニコニコ笑顔作りながら、本業に集中させてくれよ頼むから。って私は思ってました。
理不尽な人間が職場にいる場合、どう対応していくべきか、私の経験元にまとめてみました。
心が泣いてる人の、何か糸口になれば幸いです。
とりあえず仕事をできるようになりましょう。
この狭い世界で、重要なのは実力です。
実力が全てなのです。
ここでいう実力とは、
患者対応力、知識、判断力、各種業務をそつなくできる能力等を言います。
頭でっかちになれというわけではありません。
めんどくさい事象が発生した時に、自分が困ったときに、うまく対応できる人は重宝されます。
自分に有益な人には基本みんな優しいです。
誰かにとって有益な人でありましょう。
私も新人のころは「あの子は本当ダメね」と散々言われてきました。
悔しくて、悲しくて、マニュアル読み込んだり、自分で調べたり、色んな人に聞いたり、とにかく少しでもできる人になるように努力しました。
その結果、散々言ってた人たちが手の平を反すように優しくなりました。
わからないことは私がむしろ教えるぐらいになりました。
無理に嫌な話に合わせなくても、自分の意見を言えるようになり、前よりずっと生きやすくなりました。
盾を意識しましょう。
盾とは、
理不尽なことをさも正しいかのように怒鳴り散らしてくる人から、自分の身を守る何かです。
例えばマニュアル。
その人が何を言ってこようが、マニュアル通りに行っていれば、
「マニュアルにはこう載っている。私はその通りに行動している。」
という大義名分ができます。大義名分、大事です。
メモをとるのも大事です。
メモも「あの時こう話していた」「こう教わった」という記録です。
毎回メモを取っていれば、『前に教えたよね?(※教わってません)攻撃』を軽減できます。
逆にメモをとってない場合、それだけで逆鱗に触れることもあります。
最低限、メモはとりましょう。
一度聞いた話は二度も聞かない覚悟でメモを取りましょう。
そして敬語。
敬語を正しく使えるようになりましょう。
丁寧に話かけられると、相手も冷静になりやすいです。
同僚に声かけるときに「今お時間いいですか?」と付けるだけでも、理不尽なお怒り軽減効果があると実感してます。
手札を白にしておく
自分の手札はできるだけ白いカードにしておき、相手に付け入る隙を与えないようにしましょう。
何の話?という感じですが、イメージの話です。
要は自分に落ち度を作らないようにするということです。
悪口にもできるだけ賛同しない方が身のためです。
結果裏で「あの人、あんなこと言ってたよ」っていうリーク合戦は中学女子界隈だけの専売特許ではありません。
いわゆる逆コ●ン(見た目は大人、心は子供)という、中学から、心が成長してない大人ってたくさんいます。
反面教師にする
嫌な思いをした時は、「こうされると嫌な気持ちになるんだな」「これはしてはいけない」ということを記憶して、自分の糧にしましょう。
自分が嫌だと思っている何かは、誰かにとっても嫌なことです。
自分が嫌だと思っていることは、人にしないようにしましょう。
どうか優しい人でいてください。
自分で翻訳をする
何のこっちゃ?という話ですが。
理不尽なお怒りトークを浴びた時、そのトークの中には自分を今より成長させるヒントが隠れている場合があります。
罵声が第一に来るからなかなか届きにくいですが。
とりあえず自分なりに翻訳してみましょう。
例文「●●してって言ったよね?だからあなたはダメなのよ。」
→「次のときは●●すると良いよ!」
という感じです。
どんな時間にせよ、自分の貴重な時間であることに変わりありません。
せっかくなので、自分の成長につながる何かを見つけてみましょう。
ちなみに翻訳しても何も見つからないときもあるので、その場合はすべて聞き流しましょう。
この翻訳を意識していると、自分が逆の立場に立った時に、どう伝えたら良いのか参考にもなります。
どうでもいい話ですが、私はいつも「ほんやくコンニャク(ドラ●もんの道具)」をイメージしてました。
頭の中のドラ●もんにほんやくコンニャクを出してもらいましょう。
それでも上手くいかなかったら
そしてそれでも上手くいかなくて、疲れてしまったら。
心を壊すまで頑張らないでください。
心折れた人をたくさん見てきました。
今の職場じゃなくてもいいんです。
異動でも、転職でも。
たくさんの選択肢があるのだから。
あなたの薬剤師としての道が少しでも楽しいものでありますように。