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9.天皇陵巡り

前回、世界遺産検定を受ける目標が明確でないからマイスター受ける踏ん切り付かない、とうだうだしておりましたが、あれを書いてから「そこまで明確に目標を定めて挑戦することって、人生でそこまで多いだろうか?」と思い始めてきまました。
つまり、考えてドツボにハマるなら、まずやってみろよ、と。

まあマイスターについてはそのうちね。

ということで。
今回は3年前からやっている天皇陵巡りです。

これは上記でいうところの「目標が明確にしやすい」趣味。天皇陵は数が限られているので、全て巡って御陵印集めたらゴールです。

きっかけ

天皇陵巡りに興味を持ったのは、書店で御陵印帳をみたのがきっかけ。
ご朱印帳は知ってるけど、御陵印帳なんてのもあるんだ。しかもご朱印よりは少ないし(92個)!と思って購入。

御陵印帳もついていて、すぐに始められる

ところが、御陵印そのものは92個だけど、保管は5ヶ所に集められていて、5ヶ所巡ったら全て揃ってしまうというお手軽さ。
んー、なんかなぁ。もうちょい苦労して達成感を味わいたい。

そこで決めたルール。
1、まずは御陵参拝をする。
2、各監区事務所が管理している分の御陵参拝をしてから、そこの事務所に御陵印をもらいに行く。
3、コンプリート!

思ったより大変!

最初はね、まあ、淡路島とか山口とか東京とか遠征もしなきゃいけないけど、大半が奈良京都大阪だしな、1年半もあればできるっしょ!とたかを括っておりました。

実際、奈良はそこまで大変ではなく。家から近いというのもあったけど、ここ大変だな〜という御陵もせいぜい山道ハイキング10分程度。
なので、奈良の天皇陵は3ヶ月くらいでコンプリートし、御陵印もすぐにもらいにいけました。

初代天皇の神武天皇陵がある、畝傍御陵。
ちなみに、御陵印は無料。自分で押印する。

大阪

大阪には世界遺産になっている『百舌鳥・古市古墳群』もあり、これを巡った後のこの遺産に関してはかなり理解も深まりました。

ただ、大阪の古市陵墓監区事務所には、淡路島にある淳仁天皇陵や香川県にある崇徳天皇陵も含まれていたため、大阪府内の陵を巡ってもすぐには御陵印をもらいにいけず。

京都

京都は月輪陵墓と桃山陵墓の2ヶ所あり、御陵の数も多い。まあ、平安京遷都後、幕末まで京都で過ごす天皇が大半だったためですが。

街中や寺社仏閣の敷地内にある御陵が大半でしたが、中には京都府内のちょっと離れた所にある御陵もありました。

光厳天皇陵。
京都市内から1時間強、冬は雪で閉ざされる山道を延々と。
嵯峨天皇陵
九十九折の階段をひたすら登る。
清和天皇陵
集落を抜けた後、谷を下り隣の山に入っていく。

辺鄙な所にある天皇陵も多いけど、それでも車で途中までは行ける。そこから山道を……と言えど多少は整備されてるし、時間にして15分以内の山道なので、難易度としては高くない。

しかし、天皇陵巡りの最難関もあるのです。
それが、淳和天皇陵。

グーグルマップで経路検索。徒歩では出ませんでした。後半のウネウネ道路は一般車両立入禁止、歩行者のみ進入出来る道路です。歩くと2時間かかります。
他にも、近くのお寺から山道に進む方法もあります。私は金蔵寺から行きました。一応徒歩40分とありますが……。
こんな道、40分じゃ無理!
ここで合ってるの?と不安になる頃現れる標識。
かなりの勾配
途中で道路(さっきの、車は通れないウネウネ道)に出ました。山道はもう無理だったので、ここからは道路を歩く。
ん?
ここまで1時間強。
達成感というより虚脱感……。

この淳和天皇天皇陵が最難関で、経路などをとにかく経験者のブログ等で検索する日々。

そして、京都から流刑になった方々

淡路島の淳仁天皇陵
山口県の安徳天皇陵
そして香川県の崇徳天皇陵

ここは日帰りで小刻みに行くよか、1泊してまとめよう!ということで、公共交通機関(一部レンタカー)で廻りました。

そしてようやく、大阪と京都の御陵印ゲット

大阪、古市陵墓監区事務所
京都、桃山陵墓監区事務所
京都、月輪陵墓監区事務所

残すは

実はまだ終わっていないんです……。
そう、明治維新後、天皇の御在所は東京です。
大正天皇陵と昭和天皇陵。
残すはこの2つ。今年行く予定にしていますが、すでに始めて3年半。まさかこんなにかかるとはなぁ。

家の近くならね、暇を見つけて数時間でいくつか見れたんだけど、遠方になると、事前に根回しも必要なのでなかなかすぐには行けないですね。

でもあと2つ。
あともうちょっと、がんばります。

次は天皇陵の魅力を語りたいです。

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