3.世界遺産検定の話
世界遺産検定って、検定の界隈ではメジャーですよね。芸能人でも持ってる人いっぱいいるし。
今年から、準一級が新設されますし、1級のテキストも4年ぶりに改定されますし、これを機に受けてみよう!という人もいるんじゃないかな。
私は2016年に2級と3級を取得、2020年12月に1級トライして落ちて、2021年7月に再チャレンジして取得。以降、2022年、2023年と7月に1級リスタという枠を受験、いずれも合格しています。
1級取ってそれっきりではないぞ!という部分だけ、自慢(笑)。
そんな経験から、これやっとけば合格できるかな?というお話をしたいなーと思います。
★まとめないこと★
まず、これです。1級に限らずどの級でも言えることですが、それぞれの受験級のテキストがあるので、そのテキストをさらにまとめるのは時間の無駄。
ただし、世界遺産に関連した年表を作るとか、ある項目に共通する遺産を書き出すとか、そういうまとめはアリです。
あと、私は記憶の定着目的で、遺産のエピソード的なものを調べてテキストに書き込んでます。
★ひたすら読む★
基本的にテキストからの出題。太字や赤字は絶対に覚えましょう。1級は欄外の注釈や太字赤字以外からも出ます。いかに読み込むかが勝利の分かれ道。
★時事問題★
今年の世界遺産委員会はどこの国でやるのか、その国の保有遺産について、危機遺産に登録された遺産、最近だと、削除された遺産(リヴァプール海商都市)等々。ニュースになった世界遺産をチェック。
あと、その年に新しく登録された遺産も要チェックです。名称だけでもチェックしておきます。
名称だけが選択肢に出て、「今年新しく登録された遺産は?」という問題がよく出ます。
また、HPに、マイスターさんが書いてるブログもあります。読み物としても面白いです。
★頻出問題を落とさない★
一番最初に登録された世界遺産12ヶ所は頻出(特に1級)です。
あと、過去問は絶対にやってください。実力を試せるという意味もありますが、いくつかの問題は使いまわされています(笑)。直近1年分だけだと分かりにくいかもですが、数年分やってみると、明らかです。
私はテキストに、試験で出た遺産をメモしてるんですが、そうすると頻出遺産は明らかです。
★どうしても間に合わないとき★
何回も読むべきだけど、覚えられなくて1回が限度!ってときもあります。
優先して覚えるべきは、基礎知識と日本の世界遺産。テキスト全部読めないなら、この2つをとにかく読み込みましょう。
世界遺産検定のHPでも出題の割合が出ていますが、1級の場合、基礎知識と日本の世界遺産だけで45%です。1100件以上覚えるのは大変ですが、日本だけなら25件です。
海外の世界遺産は、自分の知ってるところに的を搾ってもいいし、地域別に覚えてもいいです。
私は、アジア・ヨーロッパはとりあえず読む(知ってる遺産が多いから)。
あと、アフリカ・オセアニアは絶対に覚えます。
アフリカとオセアニアって、件数が少ないのでゴールに到達しやすいのです(笑)。
あと個人的な印象ですが、地域ごとに出る件数が決まってるのかな?と思うのです。
アフリカとオセアニアは登録件数が少ないため、ヤマカンが張りやすい気がします。
アメリカは捨ててます(自棄)。
★暗記カードの活用★
まとめるな、と上で書きましたが、これはまとめとは違います。記憶の定着方法です。
初めて1級を受けたとき、私はテキストを4回読み込みました。
それでも落ちたときに痛感したことがあります。
遺産の名前は聞いたことがある。遺産の説明書きも覚えてる。でも、それぞれが一致しない!
問題の出題形式として、世界遺産の登録名称とその説明を一致させる問題が多いんですよね。
でも、1100件以上の世界遺産。全部の名称と中身を完全に一致させるのって本当に難しいんです。
何回も読んだからこそ薄ぼんやりとページは浮かぶのに、この問題の説明書きはどの世界遺産のことなんだ!?と分かんなくなるんですよ。
それで、2回目のトライの時に、暗記カードを作るアプリを利用することにしました。『ring』というアプリで、自分で暗記カードを作成すると、そこから10問を作ってくれるっていうアプリです。
表に世界遺産名、裏に説明、作成するまでが大変ですが、作ってしまえばひたすら問題を解いていくのみで、かなり暗記に役立ちます。
あと、『世界遺産Quiz』というアプリもオススメです。こっちは説明書きから世界遺産名を答えるもの。暗記カード作るのが大変だったら、こっちのクイズをやるだけでも全然違います。
こんな感じです。
検定を受ける人の助けになれば嬉しいです。
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