※1 「23歳差レズビアンふうふ不妊治療をする」
皆さん初めまして。
ごまぽんず、御年32歳。会社員です。
彼女は32歳年上の55歳。自営業です。
23歳の年の差レズビアンカップルです。
知り合いに誘われた新大久保での飲み会で彼女に知り合ったのが8年前。
その後二丁目で再会。
私的には二度目逢ったときにいわゆるびびっとキター!てやつで、
そのまま押して押して(大変でしたぁ、また別で馴れ初めとして書きます。)付き合ってもらって、はや8年。
よく言われますけれど、時の流れって速いーーー!ほんとに。
冗談でなく、出会ったあの日が昨日のようです。
私たちが持っていないハードルを持ち、他者とパートナーシップを持つときにいろんな悩みを抱えている人がたくさんいらっしゃると思うんだけれども、
「一般」の条件から逸脱したお付き合いを続けるには、自分の芯をとんでもなく強く持ったり、時には深い鈍感力で批判を右から左にさらりと流す、そんな作業が常々必要でした。
今は様々なパートナーシップを目にする機会が増えていて、本当に勇気づけられますよね。
明るく幸せに暮らすカップルさんへの心無い批判は、すべて駆逐したい。
(微力ながら応援しています!!)
現在私は妊娠中で、まだ安定期にも入っていないけれど、無事に生まれてきてくれたら今年中にビアンふうふでの子育てを開始する予定です。
ところで皆さんは同性同士のカップルが不妊治療に至るまで、どこがまずハードルが高いと予想されるかしら?
精子ドナーを決めて精子を手に入れること?
不妊治療を行ってくれる病院を探すこと?
周囲の理解?
私がお伝えすることは、あくまで「私の場合」というたった一つの例であることを強く主張しながらこの妊活・妊娠日記を進めていこうと思っています。
なぜならそれは「レズビアンだから」というハードルと、「一般のカップルも抱える」ハードルが
「不妊治療」には混在していたと私が感じたから。
ある種、現況の不妊治療がそもそも抱える問題がたくさんあって、それがレズビアンにも降りかかるだけとも言える。
レズビアンが不妊治療を利用することを予想していないどころか、異性カップルにも様々なパートナーシップがあり、子を持つ選択をするときの状況は千差万別だということがそもそも予測されていないのだ。
独身で不妊治療に踏み切りたい、そんな人もいるだろうし。
多様性が、はっきり「マジョリティ」「マイノリティ」の世界を分けてくれる言葉ならこんなに簡単なことはない。そうではないから問題なのだ。グラデーションの狭間にいる人間は?
不妊治療を経験した結果、やはりマジョリティの差別すらなくならないのに、マイノリティの差別が無くなるわけがないのでは。。と。
妊娠にも、不妊治療にも、子育てにも、また子を持たない人生も、今の社会には選択肢が少ない。
これではレズビアンもくそもないんじゃないかって。
たかだか年の差であの批判や罵倒じゃあ、まだまだ平等や多様性なんて遠そうだな。。って時々遠い目になります。
ところで話を戻しますと、
「私の場合の一番のハードル」は何だったか。
それは、
「パートナーと二人同じ気持ちで妊娠・子育てを視野に入れる」
(その結果として不妊治療に踏み切る)
ということでした。
気持ちというと、ふわっとしていて表現しづらいんですが。
私たちの妊活で言うと、精子ドナーが別にいるために、
私の彼女は一旦特にすることがない、という期間が多くなるわけです。。。
しかも年の差23歳ということは、どちらが産むかの相談の余地もなく、子供を望む場合は有無を言わさず年下の私が産む側で決定。
彼女からは「子育てをする場合は産んで欲しい」と里親・養子は拒否されていたので視野には入れられませんでした。
これ全ては決して彼女のせいではないし、身体の問題や年齢も仕方がないこと。個人の子供に対する考えの元、子育てをするなら私に産んで欲しいのだって悪いことではありません。
仕方がないことなので、彼女を責めるべきことではありません。
で・す・が
不妊治療はストレスフルーーーーー!!
彼女のなにげない言動一つが
不妊治療を進めるにあたって私の気持ちに寄り添ってくれていない、
「ふたりで」進めている気がしないと感じてしまい、何度も彼女を責める結果になってしまいました。
次回こんなに喧嘩になるなら不妊治療はやめようとまでなった私たちが、どうしてまた不妊治療に踏み切ることになったのか?
話し合いの内容・改善方法をお伝えしたいと思います。
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