トレラン大会参加してきました

 初トレラン大会です。
 死ぬほどの疲れと共に楽しんできました。

 参加してきたのは、花嫁街道・鳥場山トレイルランの23キロ部門。
 こういう大会に出るのって初めてでしたが、特段緊張することもなく純粋にレースを楽しめた感じでよかったです。
 今はフルマラソンでサブ4目指している身ですが、元々は山登り→トレラン→マラソンっていう順番で興味もったクチなんですよね。

 普通の大会と比べたらこじんまりしているんでしょうが……確か開会式で、私が出た23キロ部門(総高低約1200メートル)の参加者は250人くらいって言っていたような……? 初心者の私にはそれがよかったです。
 バチバチしていないというかエンジョイ感満載な雰囲気で。

 一応トレラン自体は山登りの延長で数回やってみたことはありました。
 花嫁街道に近い条件の大会で、青梅高水パラチノース国際トレイルランっていうのがあるんですが、そのコースの試走はソロでしたことはあったんですよ、去年の12月に。
 そのときは大体5時間かかってましたが、実は今回出る大会の制限時間も5時間ってね。
 なので制限時間オーバーしないことが第一目標、青梅の試走からは一か月くらい経っててその間それなりに走ってるし、できれば4時間半くらいでゴールしたいなーなんて考えてました。

 ぬるっとスタートして、序盤はゆったりマイペースにロードを走りました。たぶんキロ6分ちょいくらい? 
 もうガンガンいろんな人に抜かれていきましたが、焦る気にはならなかったですね。
 山登るころには自分が100%バテるのはわかりきっていましたので。過去の経験が教えてくれていたので。
 山道に行くまでも上り坂はありましたが、序盤も序盤なのでどうにか走る元気はあります。これが中盤過ぎてからは、ほんのちょっとの登りでも激坂に感じられて即歩きに切り替えるようになるんですけども。

 山道に入ると、やっぱりそこそこな登りが待ってます。
 ガチ勢はゴリゴリ走っていくみたいですが、大抵の人たちは登りは歩き安定です。
 登りは歩いて、平地や降りに入ると走り出すって感じです。
 登りを走れる人は心臓強度とか足が完全に別次元のやべぇ人たちです。
 山道入って2、3キロはまだ体力も温存できてて自然を楽しんだりする余裕もありますが、断続的な登りが入るごとに足が売り切れていき、鳥場山頂上に着くころにはぜーはーぜーはー過呼吸状態でした。
 私が参加した23キロコースはダブルとも言われていて、山道を2周するんですよ。
 山頂から降りに入って走りながら、なんと、これもう一回登ってくるみたいですよぉと、なかなかの絶望具合を感じれました。

 降りは調子こいてすいすい走って一旦ロードに出てからの2周目。
 もう山道入る前のちょっとした上り坂で歩く、歩く。
 足は売切れてはいないが心臓が持たない。ウソです、ここで走ったら確実に足も売り切れる。
 元気すぎる年配者に抜かれながら無心で歩きます。
 もうちょっとで山道入るぞーってところでエイドステーション。
 そういえば一周目でもありましたね、序盤だったので気にせずスルーしましたが。
 しかし今はありがたい、本当にありがてぇ。
 持参した水飲みながらバナナとお稲荷さんをいただきました。
 今更米食べたところでゴールする前にエネルギーに代わるこたぁないんでしょうが、疲労困憊状態でのコメ欲求には勝てなかったよ。

 と、ちょっと回復できた気になりつつ2周目に入りましたが身体は正直。
 登りで何度か後続に道を譲りつつ気力で進みます。
 そう、山登りする人は100も承知ですが、山道って基本狭いんですよね。大抵の道幅が一人分しかない。
 ゆえにこういう大会ではゆっくり登ったり、走れる箇所で歩いてたりすると後ろからのプレッシャーが半端ないわけです。
 だから遅い人は端によけて譲るのがマナーだと思いますが、やっぱり抜かれると悔しい気持ちもありました。レースも後半で周りは実力近い人達ですから余計にね。

 そんな苦い気持ちを抱えつつ、たまに自然を感じつつ、鳥場山2度目の登頂。
 こっからはもう降るか平地しかねー、なんてことはありません。
 ちょこちょこ登りが顔を出してきて、その都度私はすんっとなりながら歩いてました。
 とはいえ大体は降りか平地。
 特に降りはうっぷんを晴らすかのように自分にしては高速で走ってると、太ももに強烈な違和感。
 あ、やば、これつった? 太ももを? ……マジかー。そういや今まで生きてきて太ももがつったことはなかったなー。
 と、人生初太もも攣りを経験しましたが、幸い軽かったみたいで、ちょっと休んだらすぐ治ってました。いやーでも焦りました。
 そんな感じでどうにかこうにか山道も終わり、数キロのロードを走り切ってゴールです。
 終盤のロードを歩いている人がちょこちょこいて、すごくわかりみしかありませんでしたが、ここで歩くようじゃフルマラソンは絶対持たねぇでしょ、とスパルタな天使に囁いてもらって走り切った次第です。

 結果、タイムは3時間代でした。
 腕時計なしで、スマホで時間確認する余裕もなかったので、ゴールして初めて時間を確認したんですが、最初は素で1時間分間違ってるのかと思いましたね。
 4時間半なら上出来と思ってましたが、4時間切れるとは全然考えてなかったので。
 この1か月のランニングでも、結構成果あったんだなーとうれしさを感じつつ、スタッフさんから振舞われた超絶沁み渡る鯨鍋を食べました。控えめに言ってうますぎた。
 
 総じて、急坂もないしコースも整備されてて道迷いの心配はないくらいに案内はしっかりしてたので、トレラン初参加の身としては本当にいい大会だったなーという感想です。
 記録を狙う楽しさもあるんでしょうが、自分的にはトレランはどちらかというと自然を楽しみつつ適度に挑戦するのがよさげでした。
 

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