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初心者ローディー、100km走破を目指す。(1)

突然ですが、
ロードバイクを買いました。

2024年11月某日、「今シーズンの目標はどうしようかな」と考えながらネット検索していたところ、ふと見つけた「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の文字。
一応自転車乗りなのでその場所のことは知っていましたが、とある理由から挑んだことのなかった場所でした。

とある理由、それは、
愛車がキャリーミーだから。

小径車の中でもとりわけ小さなタイヤを持つ極小径車、それがキャリーミー。見た目に反してめちゃくちゃ走るし、実際これで安曇野走破しているけれど、これでりんりんロードはきつかろう。

しかし、りんりんロードは走ってみたい……。

りんりんロードを走るにはどうしたらいいだろう?
そう思った私の脳内に、ひとつの答えが浮かび上がりました。

もっと速く、もっと遠くに行ける自転車を買えばいいじゃないか!

単純バカはこれだから困る。
もっと速く、もっと遠くを実現するためには、もっと大きいホイールを積んだ自転車がいい。それに、霞ヶ浦までは輪行するのだから、車体はより軽いほうがいい。この条件に合致する自転車は……

ロードバイク! これだ!!

***

しかしながら小径車愛好家としては、すぐさまロードバイクに飛びつくのもどうかなと思ったわけで。
購入の候補としてはミニベロロードも視野に入れていました。ミニベロロードのほうが小さいし輪行しやすかろうという理由です。

さて、どちらにしよう。試乗して決めようかな……。
そこで思いついたのが、11月17日。そう、横浜市で開催されるミニベロミートというイベントの日です。この日はあらゆるミニベロが一堂に会し、試乗できるという夢のような日です。調べると、カラクル等有名車種も登場する予定とのこと。
最高。控えめに言って最高。
私はこの日を自転車デーとして定め、午前にイベント参加、午後にビアンキに試乗しに行くことを決めました。
なぜビアンキかと言うと、イベント会場とビアンキストアが目と鼻の先の距離だったから……。

そして来る11月17日、私はサイクルジャージに身を包みイベント会場に向かったのでした。

***

そして買ってきたのがビアンキのロードバイクという訳です。

なぜミニベロロードを選択肢から除外したのかと言うと、私は忘れていたのです。
ミニベロは慣れるまでがものすごーく大変な乗り物だということを……!

いくつかミニベロロードを試乗させていただいたのですが、慣れないドロップハンドルに慣れない車体で、完全にふらついて危険運転をした結果、茂みに突っ込むというアホみたいなことをしでかしたのでした。この恐怖があったので、ミニベロロードはやめました。

一方、ビアンキの試乗車は最低50サイズからということで、私のサイズにはまったく合っていなかったのですが、それでも走り出すとしっくりくる感覚がありました。試乗がいきなり公道だというのがめちゃくちゃ怖かったですが(蘇るミニベロロードの悪夢)、それほどふらつきもせず走れました。何より風を切って走ることができる気持ちよさを実感し、ほぼ即決で「ロードバイクを買おう」と決めたのでした。

ちなみに試乗車はOLTRE RACE 105だったのですが、予算からはみ出したのでこの子は選びませんでした。
最終的に購入したのはVIA NIRONE7 105です。SORAとギリギリまで悩みましたが、店員さんが「たぶん後から105に換装したくなると思うのですが、換装するより最初から105を買ったほうがコスパがいいです」と言っていたのが決め手になりました。また、たまたま自分のサイズに合うフレームが在庫にあり、即日納車できたことも理由の一つでした。

用途の説明として「輪行したい」ということを一番に伝えていたので、輪行袋など細かい用品を購入し、この日は帰宅。ロードバイク本体以外にも手荷物が増えてしまったので、この日は乗らずに転がして帰りました。そんな私を、何人かのローディーは不思議そうな顔をして通り過ぎていきます。
(確かに、サイクルジャージにヘルメット姿なのに自転車に乗らず転がしているとは何とも不思議な光景だとは思う)

さて、こんなんでいきなり乗れるのでしょうか。
私のロードバイク生活が突如として始まったのでした。


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