毒家族育ちのコンプレックスの話

本当なら書き出すのも嫌なのだが、荒療治のため、“容姿”にまつわる過去を書いていこうと思う。私がいかに“醜い”か、書いていく。

私には“美少女みきちゃん”というイトコがいた。ドクダミ家の血筋ゆえ、もう親戚付き合いは消滅した。
みきちゃんは美少女かつ性格もよかった。毒姉は「かぼちゃ(私)はブス!みきちゃんは可愛い可愛い!」と小さな頃から私に言っていたので、私はみきちゃんが憎かった。みきちゃんにはかなりひどい態度をとってないがしろにした。
今になって後悔している。謝罪したい。
けれど、私にできる償いは“みきちゃんに金輪際関わらないこと”だと思う。
なので、心の中で謝罪を繰り返す。

私は性格極悪デブスだったので、学校で「かぼちゃとみきちゃんてイトコなの!?」とよく驚かれた。
みきちゃんと同じ塾に行っても、他校の生徒に私は嫌われても、みきちゃんは男女問わず「可愛い!」と言われていた。
他校の男子何人もみきちゃんに好意をよく寄せていた。
私は蚊帳のそと。
小学生の時私がひそかに想いを寄せていた男の子は、中学にあがった途端みきちゃんに告白していた。
かなりショックだった。私が片思いしてたことはみきちゃんは知らないので、「告られた…」と打ち明けられた。

話はかわり、数年前に某女性タレントが不倫問題で干された。
私はその女性タレントの気持ちがよくわかった。
その女性タレントさんは綺麗な人だ。そこは私とは違う。(私は容姿も中身も醜い)
ただ、その女性タレントさんは一般的に男性ウケはしないタイプだと思う。
お仕事1番で、女友達にウケるタイプだと思う。男の子からは“いい奴、友達にしか思えない”と言われるタイプだと思う。
ここでは、◯◯さん(仮名)としよう。
◯◯さんはたくさんの女優さんと仲良し。
女優さんといえば、男性ウケ抜群の方々。
事実、◯◯さんに男性が「女優の~~ちゃん紹介して」とよく言われていたらしい。
自分を通り越して、友達。それって女の子って結構ショックじゃない?
自分は“女の子として見られず、相手にされない”いうか…。
たまに、ならいいが、しょっちゅうあったそうだ。
◯◯さんは社交的なため、男女混合の“◯◯会”を結成し、その男子メンバーに「女優の~~ちゃんに手を出したらダメだからね!」と最初に釘を刺したそうだ。
男子メンバーにしたら、「なにいきなり?何を勝手に決めつけてるの?」と理解不能だ。勝手に決めつけられて。
色々と◯◯さんが口やかましかったようで、男子メンバーはその会を嫌になったそうだ。
私は◯◯さんの気持ちがよくわかる…。
女の子である自分を通り越して、男の子が友達に好意を向けているのを見て傷つくのを防ぐための予防線。それが、端から見たら口やかましく思われる。

私も、自分は相手にされずに、友達が男の子に好意を向けて、「私って女の子として価値がない、やっぱりデブスなんだな」と傷つくことはしょっちゅうあった。

私は、自分の友達を友達に紹介して輪を広げることを大学時代によくしていた。
それにより、私が先に男の子と友達になったのに、後から輪に入った女の子は男の子に好意を向けていたり。
(私は年頃のため、友達よりも異性の方が比重が重かったのだ)
合コンに行った時に、かっこいい男性が私に背を向けて、細い女友達にだけアタックしていた。合コンなのに背を向けられた。


よく可愛い子が「私って不細工、私デブ」という発言は、かなりつらかった。腹も立つ。
「私コンプレックスだらけ!」と可愛いor綺麗な子が“堂々と”人様に言うのは、つらい。
本当のデブスの、コンプレックスのかたまりの人は滅多に口にすらできない。
おしゃれや努力をする気力さえ湧かず、根こそぎ自尊心をもぎとられる。

我が子が泣いているので、また続きは後ほど。



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