サザエさんとちびまる子ちゃんのような時間がなかった

どうやら普通親は、子供の“今日あった嫌な出来事”を聞いてあげるらしい。
嬉しい話はもちろん、お友達や先生と嫌な気持ちになったことや悩んでることを母親達に話すらしい。
多分、サザエさんで台所にいるフネさん、ちびまる子ちゃんが台所にいるスミレお母さんに、今日の出来事を話すシーンで、たわいもないことや相談や悩みを日々話して、人との距離感やコミュニケーションを学んでいくようだ。
私はたわいもない話を聞いてくれる親ではなく、悩み事も嫌な出来事も話すことができなかった。
なので、アラフォーになった今でも、幼稚園や小学生の時の嫌な出来事を消化できずに、日々苦しんでいる。
小学2年の時、クラスの女の子に私は首を絞められた。本気で首を絞められたので、息ができずに死にかけた。
先生に相談できなかった、その女の子からの報復が怖くて。
もしも、普通親だったら私はすぐ相談してたと思う。
物心ついた時から両親は喧嘩三昧、母から八つ当たりされて怒鳴られていた私は、親に相談できなかった。
相談しても何の解決にもならないことは知っていたので。

誰しも生きていればつらいことや悲しいことには出くわすが、普通親はそれを解決する方法などをアドバイスする、その日々の積み重ねによって、小さな頃から人とのちょうどよい距離感の取り方や思いやりのある人に成長していくのだと思う。
毒親育ちはそれが皆無なので、大人になっても浮くし失敗するし、敵も作りやすい…。

ちびまる子ちゃんやサザエさんを見ると、羨ましくて仕方がない。
私も幼稚園の時から、母とあれこれ話して相談に乗ってくれる時間がほしかった。そこでコミュニケーションを学びたかった。
まあ…あの母からコミュニケーションなんて学べないのだけれど。なんせ、母は毒なので…。

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