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帯からバッグへ初リメイク 

こちらは母から受け継いだ名古屋帯、
モダンな柄でとても洒落ている。
帯アートを習った頃、復習も兼ねてこの帯を使ってみた。
思いのほか見栄えがしたので、生花を添えて花展にも出展した。
お客様から好評だったという思い出がある。


なんとなく申し込んだリサイクル講座に
この帯を持ち込み参加した。
三度目ともなると講師の方にも覚えて貰えたようで、
数名から声をかけられた。

黒地でくっきりとしている方が帯の表面だが、
柔らかい色合いの方が普段使いには適しているだろう、
ということで裏面を使いバッグを制作することに。

左側 裏↑              右側 表↑
おそらく50年以上前の帯  正真正銘の博多織名古屋帯


帯に鋏を入れるなんてもちろん初めてのこと。
ちょっとした罪悪感もよぎった。
「この帯を有効に使わせてもらいます」
と念じながらエイッ、と鋏を入れる。
気持ち良いほどラシャばさみはスイスイ進んだ。

そして二時間かけて完成したのがこちらのバッグ。
持ち手、内布も全て帯から作れることを学んだ。


さらに講座では使わなかった残り帯が随分あったので、
自己流ながら少し大きめサイズを作ることに。
デザイン違いのこちら、持ち手は市販のものを使用、
内、外側それぞれにポケットを付けてみた。

最後の残り帯で作った小物入れ


無駄になる部分はほとんどなく、
帯一本からバック二つ、小物入れ二つが誕生した。
タンスで眠らせているより、ずっと良いと感じている。

母もきっと納得してくれているだろう…

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