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浴衣からブラウスへ

華やかなハイビスカスが咲く、ピンク鮮やかな浴衣、
これは実家の母が孫娘にと送ってくれたもの。
夏まつり、花火大会、盆踊り、夕涼み会…
と随分活躍してくれた。

150センチ 子ども用

あの頃から背丈は随分伸び、さすがにもう着られない。
さてどうしたものか…


先日初めて参加したリサイクル講座の帰り際、
二週間後に『浴衣でブラウス作り』の講座があると聞いた。
たまたま若干空きがあるということで、即申し込んだ。

この写真を娘に見せてみた。

「これ覚えてる?」
「うん、ちびっこの頃に着てた」

「これをデザイン違いで二枚のブラウスにリメイクしたんだよ」
と、下の写真を見せてみる。


裏を表地にした柔らかい色調のギャザー入りブラウス
表を出し継ぎ接ぎした自己流のシンプルブラウス


「えーっ、すごいじゃん。南国でよく見る感じで涼しそう」
「涼しいよ、よかったら送るけど着る?」
「うん、着る!」

ということで、娘の浴衣はブラウスへと形を変えて、
再び娘のもとへと旅立って行きました。


後日

「色の薄い方が表になってるけど、間違えたの?」
「派手だからあえて裏を出して作ってみたんだ、
 アロハシャツもこんなスタイルがあるんだよ」
「へぇーなるほど、間違えたのかと思ったよ」

となんとも失礼な、いえいえ、
素朴な疑問と感想が聞こえてきたのでした。


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