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水辺の花

梅雨明け後、連日の猛暑にうんざりですが、
屋外でも涼を感じたい…
と、出かけた鎌倉の長谷。

長谷といえば鎌倉大仏そして紫陽花で有名な長谷寺。
シーズンには眺望散策路の両脇に40種を超える紫陽花の競演が楽しめます。
6月は大行列になるほど混雑しますが、訪れたのは7月下旬。
すっかり静けさを取り戻していました。

お目当ては蓮と睡蓮

ハスとスイレンの違い、ご存じですか?
恥ずかしながら以前は分からなかったのですが、
花に携わる様になってからは、さすがに見分けがつくようになりました。

葉の表面にツヤと切れ目がなく、背の高い茎、シャワーヘッドの様な花托、こちらが蓮(ハス)
ヤマモガシ目ハス科Lotus(ロータス)仏教で仏様が座る蓮華座として知られています。

ハスは無駄になる部分がない植物とのこと。

蓮の花…日本では観賞用ですが、ベトナム、中国では食用(蓮茶)
蓮の根…レンコン
蓮の葉…もち米の包み蒸しに、お供え物を乗せる皿として使う地域も
花托…個性的な形状でフラワーアレンジメントやいけばなで使用
実…漢方や食用として使用

葉に光沢があり大きく切れ込みが入り、水の上に浮くように葉がついている睡蓮(スイレン)
スイレン目スイレン科Water lily(ウォーターリリー)印象派の画家モネの油彩画で知られています。

蝋細工の様な繊細な花びらに魅了されます。
幼い頃の記憶をたどってみると
祖母の家の庭には水瓶があり、
メダカが泳ぎスイレンの花が咲いていたなぁ…

蓮と睡蓮、どちらも神秘的で宗教的、信仰心や清らかな心を感じられ、
現実世界を忘れそうになってしまうのは、私だけでしょうか。


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