素人の考古学―神奈川県伊勢原市子易・中川原古墳発掘見学
新東名高速道路建設に伴い発掘された遺跡群。
子易・中川原遺跡は旧石器時代から中世近世までの遺構・遺物が発見されている。
大山から延びる山麓に存在している。
ここから、それまで知られていなかった2基の古墳が検出された。
① 1号墳
辺が14.8mの方墳。7c前半
墳丘内部から円形をした二重の列石が見つかった。これは非常に珍しい。もしや上円下方墳ではないかと思われたが方墳であった。
この列石は墳丘を補強する目的で築かれたものだろうとのこと。
主体部は横穴式石室 全長7.9ⅿ 木棺直葬
埋葬品は人骨以外は出なかった。
② 2号墳
径20mの円墳とみられている。
周溝から7c前半の須恵器が出土。
残念ながら遺跡は埋め戻され、新東名道路になってします。
以上
小兵衛