23.今日の日課21 次に来そうなテクノロジー:eVTOL
はじめに
今日の日課21日目です。
今日はeVTOL(電動垂直離着陸機)についてまとめます。
同様の記事をQiitaのほうでも公開しています。
1.eVTOL(電動垂直離着陸機)とは
eVTOLとは、Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft、日本語:では、電動垂直離着陸機の略語です。もう少しかみ砕いて説明すると、電動の空飛ぶクルマで、離着陸時に真上に飛び上がります。ヘリコプターと飛行機を掛け合わせた乗り物です。
eVTOLの利点
eVTOLは垂直に離着陸できるため、飛行機のように滑走路が必要ありません。そのため、狭い場所でも乗り降りができます。また、電動なので環境にやさしい乗り物です。(電動ではないタイプのVTOL(垂直離着陸機)もあります)
eVTOLの課題
・技術面
技術面では、バッテリーの容量や軽量化が課題になりそうです。また、空を飛ぶので、安全性の向上が必須条件です。また、飛行機でもあるように、騒音などの問題も出てきそうです。
これらに関しては、解決策がすでに提示されています。安全性と騒音に関しては、複数の小さなローターを使うことで解決できます。しかし、これを実現しようとするとガソリンエンジンでは出力と重量比の関係上困難です。ここで、電力(具体的には、DEP(分散型電気推進力))の登場です。これを使えば、消音かつ軽量で高効率が実現できます。
・法律面
eVTOL(またはVTOL)は飛行機などとは違って、低空飛行します。そのため、従来の航空法では適切な対応ができない可能性があります。新たな制度の創設が必要です。
・インフラ面
eVTOL専用の離着陸場(ポート)や航空管制システムが必要になります。ポートに関しては、あまり心配する必要はないかもしれません。なぜなら自動車の自動運転化が進めば、カーシェアリングが主流になります。そうなると、パーキングエリアがある程度空くことが予想できます。そのパーキングエリアの空きをeVTOLのポートとして再利用することができます。
航空管制システムに関しては、最近のAIの進歩を見ていると、AIが何とかしてくれそうな気がしますね!(楽観的かもしれませんが、、、)
2.実用化はいつなのか?
実用化は意外と早いかもしれません。2025年に開催される大阪万博ではeVTOLの有料運航が計画されています。また、米ウーバーは2023年(今年!)にウーバーエアというeVTOLのライドシェアサービスの開始を2020年時点で発表しています。
また、人を運ぶだけでなく、輸送や災害時の緊急車両としての利用も計画されています。
3.まとめ
今回はeVTOLについてまとめました。自動運転と同様に、私たちが生きている間には、必ず実現(実用化)している技術だと思います。
これからもそんな技術をリサーチしていきたいと思います。
参考資料
1.ウィキペディア
2.自動運転LAB自動運転ラボ > 国内ニュース 海外ニュース 空飛ぶクルマとは?(2023年最新版)
3.日経クロステック 25年の大阪万博で空飛ぶクルマ4機種が舞う、ANAやJALが運用, 2023/02/22
4.APF現代自動車、空飛ぶ車の大量生産へ ウーバーエアと提携2020年1月8日 10:27 発信地:ラスベガス/米国 [ 米国 北米 ]
5.2030年すべてが「加速」する世界に備えよ NewsPicksPublishing