32.今日の日課30 テクノロジーの進捗:自動運転

はじめに

 今日の日課30日目です。今日は自動運転の進捗状況についてまとめます。自動運転は必ず来る技術ですが、現時点でどれぐらい実用化が進んでいるのかを確認していきたいと思います。

1.国内の自動運転の進捗

 自動運転は5つのレベルに分けられています。

国土交通省 自動運転に関する取組進捗状況についてhttps://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001583988.pdf

 上の図からわかるように、道路交通法の改正によって2023年4月からレベル4の自動運転が可能になりました。レベル3の自動運転によるサービスはいくつかの地域(茨城県境町・同県常陸太田市など)で開始しており、レベル4のサービスも2023年5月21日から福井県永平寺町で開始しています。

 また、自動運転はトラックや列車などの運輸業では、ドライバーの負荷軽減と人材不足改善に寄与すると考えられており、日本でも自動運転トラックなどの導入が検討されています。

国土交通省 自動運転に関する取組進捗状況についてhttps://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001583988.pdf
国土交通省 自動運転に関する取組進捗状況についてhttps://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001583988.pdf
国土交通省 自動運転に関する取組進捗状況についてhttps://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001583988.pdf

 日本では、自動運転車や自動運転サービス、自動運転列車などは概ね2025年にある大阪万博を目標に実用化を進めています。世界的にも早いペースでの動きであるといえます。

国土交通省 自動運転に関する取組進捗状況についてhttps://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001583988.pdf

2.海外の自動運転の進捗

 アメリカでは、2018年にグーグル系の自動運転開発会社Waymoがアリゾナ州フェニックスで自動運転タクシーの有料商用サービスを開始しています。Waymoの対抗馬であるCruiseは2021年6月にカリフォルニア州から無人自動運転タクシーのサービス許可を取得しており、2022年2月からサンフランシスコの公道で一般向けにサービス提供を開始しています。Cruiseはホンダとの協業も発表しており、ドバイ当局とはドバイでの独占的な自動運転タクシーサービスを展開することになっています。


 中国では、レベル4相当の自動運転タクシーサービスの導入が進んでいます。首都北京での自動運転サービスの許可が出ており、近くサービスが開始されると思われます。また、武漢などではすでに自動運転タクシーが100台以上稼働しています。

3.世界ランキング

 自動運転について、国際会計事務所グループのKPMGインターナショナルは28個の指標から30カ国・地域をランキング化して評価しています。(2020年)
 1位はシンガポール、2位はオランダ、3位ノルウェー、4位アメリカ、5位フィンランドと欧州が上位を占めおり、7位には韓国がランクイン、日本は11位となっています。

まとめ

 今回は自動運転の現状についてまとめた。世界とくらべても、日本は決して遅れてはおらず、2025年に大阪万博があることから短期的な目標ができているため、それに向けて法整備面でも結構頑張っているように思います。現在のAIの進化スピードを考えると、遅くとも2040年にはほぼ確実に完全自動運転(レベル5)が実現していそうです。たのしみですね!

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