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DXって言うかAXするのがやっとのこと Vol.13

この先の建築現場の未来
いつできるかわからないけれど、想像すると楽しい。

いろいろな産業の中でいろいろな変化がたくさん起きている。
建築の世界がIotやいろいろな機械が発明導入された未来

どうなるのだろう。
一つの例を出すと、私の知り合いの中に新しいことを考えて特許をとった方がいる。足場を組む組み方には人海戦術であったり、大組、大バラシなどのやり方があります。

人海戦術には、人件費がかかり、大組には仮に組み立てるスペースが必要
お金がかけられる現場は人海戦術でもいいが、ここで人員を割ければその分の費用を浮かすことができる。これを現実化できる装置を彼は考案した。

しかし、開発に時間と資金を費やしたため、債務超過で、大手の仮設リース会社がその権利を買い取り、彼とはその後連絡が取れない。

夢を追うために彼は、私財をつぎ込み、それを安価にリース会社に買い取られ、権利も、その後の特許料を受けることなく、消えてしまった。

開発というものにはたくさんの費用が掛かるが、仮に当時クラウドファンディングのようなシステムがあるれば彼は今も事業を継続していたかもしれない。

今の時代は、昔に比べ、方法や選択しが増えていると感じる。

この10年で、スマートフォンを考えても、インターネットを中心として発展は目を見張る。

現場の監督から見ると、アナログ的な使用方法かもしれないが、どこにいても電話ができる。
メールの送受信ができ鮮明な写真が現場から、クライアントや、設計者と図面のやり取りができる。

赤電話を探しての、やり取りや、解像度の悪いFAXを、送って、ストレスを抱えていたころを考えると大躍進だ
その後も32万画素写真しか送れないガラケーでは、出来なかったことが、出来る。すごい進化である。

スマートフォンとアプリで、測量記録や、ジャイロを使った水平器なんてものもあり、現場写真もフィルムを使ったカメラから、デジカメ、デジカメからスマホのカメラも解像度が高くなり、その大きなデータも瞬時に送ることができる。

フィルムは、現像に時間とお金がかかり、街には60分現像や55分45分と現像時間を競うスタンドショップがたくさんあったが、今では皆無です。

ガラケーで送れるデータも容量が大きいければ時間がかかるし一度に添付できる量も限られていたが、今はどうだろう、テレビ電話の機能を利用し、障害があっても瞬時にどんな距離のある場所にいる相手にも情報が共有できる。

他にも、図面や、建材のカタログを見ることができ写真や図面にコメントを記入して、やり取りもできる。

これだけで私の業務で、移動距離が減った。
会社や現場に行かなくてもPCやスマホがあれば、出来る仕事が多くなり、物理的には無理な地方の現場の確認もできるようにな世界は10年前は想像すらできなかった。

他の業界はどうなっているか、細かいことはわからないが、私のもう一つの仕事である自動車の仕事もやはり30年前から電子診断で故障個所が分かるようになったりしているのだから、他の業界でも100個作るのがやっとだった作業が1000個作れるようになっている。

今度はこのスピードに私たちがいかについていくことができるか。

建設の中でも進化が始まっている。


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