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大山サーキット100

2023年12月29日から30日にかけて大山サーキットを走り、無事完走しました。
この経験を忘れないためにnoteに記すこととしました。

ところで大山サーキット100って何?

はい。まずこの概要について説明したいと思います。
このチャレンジは、高松山グルグルクラブのメンバーの声掛けをきっかけにはじまりました。
32kmの大山サーキットというコースを5周もしくは3周するというものです。
自分は100キロの部にエントリーすることとなりました。

2023年6月の声掛けでした。


自分はこのとき、右膝痛に悩まされていましたが、半年後ならなんとかなるかな〜くらいの気持ちで手を挙げました。

当日までの準備について

正直あんまり準備できてたとは言えないです。
というのも、2023年は5月から膝の痛みが発症し、MRIを撮っても原因がわからず、走れない日々が続きました。
一向に良くならず、ランニング引退も頭をよぎりました。幸いなことにまた走れるようになりしまが、走力はかなり落ちていました。

6月の走行距離は39km
走れなすぎて、ストラバの有料会員もやめました。


7月頃から徐々に回復し、走れるようになりました。
11月に半年以上振りとなる大会に参加。
地元の群馬で初開催された、さくらやまトレイル。

親子揃って目をつむりがち。


12月はトレニックワールドおごせときがわの30kmに参加。

年代別4位でした。

やっとこの頃から怪我前の走力に戻ってきたかなという感覚がありました。
高松山グルグルクラブでは、走力順にウェーブスタートにして頑張って走る区間があるのですが、その練習も走力確認に役に立ちました。
自称ハンデ1分組の特攻隊長として、心拍190近くまで上げて追い込んで走っています。

当日の流れ

チャレンジは2023年12月29日の6時に100マイル組がスタート。
チャレンジャーはスズカリ、ヤノケン、ケースケさんの3人。
100キロ組は同日の20時にスタート。
チャレンジャーはアロハさんと自分の2人。
夜スタートだったので日中は出来るだけゆっくり過ごそうと思い、朝起きて、マイル組が進んでいく様子をグループラインで確認しつつ、昼寝なんかをしてのんびり過ごしました。
ただ、夜スタートという油断で前日にうっかりお酒を飲んでしまい、睡眠スコアが悪かった。
すいません、覚悟が足りなかったです。。

スタート直前、秦野駅前。
スタート時も沢山の人が来てくれました。
精神統一してんのか、眠いのか。

一周目

アロハさんとペーサーのアベさんの3人で出発しました。
権現山の展望台で誰かいると思ったら、マサさんでした。少しの間、4人で走りました。

夜の山をゆく。

大山サーキットは走るのは5月以来でしたが、やはりきついコース。大山までが遠い。頑張って登ってるのに距離が全然進まない。
やっとのことで最初のヤビツ峠エイドに到着。

夜なのにこんなに準備して待っていてくれた。

ここが初めてのエイドでしたが、もうね、感動ものでした。
沢山の食べ物、飲み物とボランティアを引き受けてくれた方々が待っていてくれました。
飲み物もボトルに入れるよ〜。ってみんな言ってくれて、本当にありがたく感じました。
ここではアクエリアスを補充し、バナナを食べました。

さらにバナナを2本装備。バナナは補給に良い!

ヤビツではペーサーのペヤングが合流!
パーティは4人に増えました。
2本装備していたバナナは気付いたら1本になっていました。マリカーよろしく、後ろを走るカーリーへトラップを仕掛けてしまいました。すいません。
パラグライダー発着場から絶景の夜景を見て、コースにおける第二のボス、三ノ塔を攻略しました。
そして、水無川エイドに到着。

ここも美味しいもの沢山!
名取店長が働く娘娘(にゃんにゃん)の餃子。

ここでは、山笑ふさんのチマキとにゃんにゃんの餃子を食べました。
チマキは安定の旨さで元気が出ました。
にゃんにゃんの餃子は初めて食べましたが、具沢山でスパイスが効いてて旨い!冷めててこの旨さはやばい。今度熱々を食べに店に行くことを固く誓いました。
この後、水無川のロードを走り、秦野駅近くのビットバードさん(hvitbird)に到着しました。
このビットバードさんはこのチャレンジにおける重要拠点であり、年末の忙しい時期にこのチャレンジのために夜通し店を開けてくれました。ストーブ完備のポカポカエイドで居心地最高でした。

ヤノケン組に合流
大山サーキット特設エリア
こーんなお洒落なお店です。


一周目は、パタゴニアのテルボンヌジョガーズのロンパンを履いていましたが暑かったので、ここで脱ぎ、短パンになりました。

二週目

一周目は大体7時間半くらいでした。
二周目のスタート時刻は3時半くらいなので、まだ真っ暗。
ここで、徐々に眠気がやってきました。
多分一人だったら、かなりやばかったと思いますが、みんなで走ることで喋ったりして気持ちを紛らわせました。
この周はヤノケン、ミチタロウペアに合流して、途中まで一緒に走りました。
ペーサーが前を引っ張ってくれたので、頭を使わずにただ坦々と前を目指しました。
大山山頂に着いた頃に夜が明けました。
太陽の力は偉大。眠気も覚め、やる気が出できました。

朝焼けが綺麗
ニーマルに囲まれるサンマル

ペヤングはヤビツ峠で離脱。夜中のペーサーありがとう!
この周もエイドにお世話になりつつ、水無川のロードに突入。
あれ?何か一眼レフカメラ構えた人が手を振ってる。


あやのさんでした。
一眼レフで綺麗な写真を撮ってもらいました。
んで、またビットバードに到着。
ここでアベさんは一旦離脱。
二周目は8時間くらいかかりました。

高松山グルグルTに着替え


三周目

新たなペーサーとして、レイさんが合流しました。
レイさんはランニング歴が浅いながら、抜群の走力を持っている方。現在はフィジカル系のパン屋さんで、30歳から40歳まではフットサルをガチでやっていた選手で、元プロゲーマーだとか。何か情報量ありすぎて、掘れば掘るほど面白い人生を送ってそう。今回は掘りきれなかったので、また走りながら話を聞かせてください。
三周目はラスト周回ということで、カウントダウンだと思って進みました。
もうここを登るのも最後。大山にはしばらく来なくていいななんて思いつつ進みました。
レイさんは足がフレッシュだし、アロハさんも登り早かったな〜。

写真撮影も立つ気力なし

大山を倒し、ヤビツ峠では再度アベさんと合流。ペーサーアベさんの安心感半端ない。この時点でゴールできることを確信しました。

その先のパラグライダー発着場では最高の景色に出逢えました。

最高
お気に入りの写真。相変わらず目つむってます。

あと残りは三回目の三ノ塔を倒すのみ。
結構満身創痍で、登りはアロハさんに完全に置いていかれる展開となりました。

三回目の三ノ塔

アロハペア、自分達ペアで距離が出来、三ノ塔はペア毎の到着となりました。
その後の下りでは追いつくことが出来、ゴールまで四人で行くことにしました。
そして。。
最後のロードをキロ6分半で走り、秦野駅に帰ってきました。
街が輝いて見える。
秦野駅のみんな〜、僕がついに帰ってきたよ〜。
気分は主人公で、テンションマックスでしたが、街行く人は年末に短パンで走ってる自分を見て、さぞ不思議に思ったことでしょう。

最後はロードで距離を調整して、駅の時計台にゴール!
ゴールテープあり、出迎えあり。最高の気分でした。
ゴールタイムは23時間53分でした。

自分でも100キロ走れるんだ。しかも累積6,600メートルのコース。
ゴールして感じたのは、自分の中に壁を作り過ぎていたことでした。無謀だと思ったこともやればできる。無理だと思わないことが大事。何事もチャレンジ。
35歳を目前にして、人生における大切なことを学びました。
そして、このチャレンジに協力してくれた方々に本当に感謝します。

チャレンジを通して良かったもの

インナーファクトさんの品々
今回、チャレンジのゼッケンをインナーファクトさんに提供していただきました。
インナーパンツ(通称変態パンツ)は以前から愛用していましたか、このチャレンジに合わせて新たにアイテムを購入しました。ゼッケンベルトとソフトフラスコてす。
ゼッケンベルトは1,000円というほぼタダみたいな価格なので、持ってない方は全員買った方が良いです。

スポンサー入りでかっこいい
変態パンツ。夏場は短いタイプを履いています。

ソフトフラスコはめちゃくちゃ使いやすかったです。今まで別のメーカーのソフトフラスコを使ったことがありますが、ザックに入れる際にフニャフニャすぎて、なかなか収まらずストレスを感じるので、ここ最近はずっとハードボトルを使っていました。
しかしこのフラスコはそのストレスもなく、すっとザックに収まる。ストローが伸びるので、飲みやすい。キャップ付きで漏れることない。で、最高の使い心地でした。今後レースはこれ一択になりそうです。
また、今回100キロを通して股ずれがなかったのはインナーパンツのおかげだと思います。
スタート前とエイドで一回プロテクトj1を塗りましたが、それ以外の処置は必要ありませんでした。

丹沢五右衛門豆腐さんのどーなつ
よくマサシさんとミチタロウがツルピス後に食べてるやつ。
エイドで食べましたが、優しい味でほっこり。
トレランの補給にも良いし、普段からも食べたい味。思い出してまた食べたくなりました。

山笑ふさんのチマキ
以前大山サーキットを走った際にヤビツ峠でたまたま購入したチマキ。(そのときは鰻)今回また食べられるということでスタート前から楽しみでした。今回食べたのは鶏。安定の美味しさ。ヤビツ峠でまた買いたい。

ハイカートラッシュの靴下
自分がチャレンジを通して一回も履き替えなかった靴下。まず見た目がお洒落で好き。その上、暖かくて、素材もメリノで肌触りが良い。良い靴下です。

2XUのコンプレッションタイツ
今回ずっとハーフタイツをズボンの下に履いていました。自分のは前腿とおしりの前後にコンプレッションが入っているクロストレーニングというモデル。これのおかげからか走り終わった後もほとんど筋肉痛が残りませんでした。これはまた試したいと思います。

staticのアドリフトクルー
軽い、暖かい、オーバーヒートしない。
かなり温度調整しやすい重宝するウェアです。
一着持ってると安心。

milestoneのms-i1
多くの人が使っているヘッドライトです。
真っ白の光じゃなくて、やや暖色系の光で目が疲れない。角度も調整できて、前方や足元などその時に応じて照らせる。
今回12時間以上使いましたが、バッテリー交換をせず持ちました。

カントリーマアムのチョコまみれ
個包装されていて、小さいのに一つ50kcalある。補給食として個人的に当たりでした。10個くらい食べました。

この他にも今回自分が試せなかったけど、アスリートコーラやkomeamaさんの甘酒はアロハさんが補給していてかなり良かったそうです。

今後について

このチャレンジを応援してくれた方々に恩返しをしたいと思いました。
自分の発信力はわずかなものですが、このチャレンジ自体と食べ物や場所、道具を提供してくれた方々を紹介したいと思いました。そのための一つとして、noteを書くことにしました。
また、今後は自分も仲間のチャレンジを応援したいし、トレイルランニングをもっと広めるために活動していきたいと思いました。
まずは2024年3月のATGトレイルでボランティアをやらせていただきます。この大会は高松山グルグルクラブのメンバーも大きく関与しており、お手伝いできるのが今から楽しみです。

100キロを走ることが出来、自分に自信も付きました。2024年5月に彩の国100kに出る予定なので、そこで自分として満足する結果を残したいと思います。

カーリーさん、高松山をグルグルしていれば強くなれるというのは本当でしたね。
これからも高松山グルグルするぞ〜。

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