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good_impala671
心に響いた言葉
今回は、多くを語らず最近読んだ本の心に刺さった部分の引用だけをしてみました。
まずは、斉藤道雄(2002)『悩む力 べてるの家の人びと』(みすず書房)
「しかし、「ひとりひとりの意見や判断に先立つ規則を求めない」ということは、例えれば、家庭が規則によって成り立っていないことと同じことなのです」(p19)
「弱いままで生き合える信頼なくして、人間は生きることはできない」(p91)
「精神分裂病とか名前聞いただけでも、『まさか、私が?』って感じ。そんな、幻聴も聞こえないし、悩み苦しんではいるけれども、それが分裂病って枠のなかに入るなんて。私はただ苦しんでる健常者だって思ってたの。いまではそうでもよくなって、うん、健常者でも病人でも、私が私であることにちがいはない、んだよね。名前のうえに、なにかついても変わんないというか」(p197)
次に、滝沢広忠(1994 初版)『日常性の心理学』北樹出版
「ネズミを用いた実験をいくら積み重ねても、人間のこのような潜在的なこころの働きを理解することはとてもできない」(p4)
「発達とは、生まれてから死ぬまでの期間をさす」(p54)
今回はこれくらいで……。