冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた(アニメ版)への違和感
【小説家になろう】で読んでいた『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』がアニメ化されると知って心踊った。
アフレコは六月に終わった、十月から始まるらしい、うちの地域でも地上波で放映される、と期待は膨らむ。
そして期待通りに開始した。しかし、話が進むにつれて、不安が募った。
……信じられない位に展開が早い。
当初予想していた漫画版を軽く越え、一番行って欲しくなかった原作小説四巻の内容にまで足を踏み入れた。
これは由々しき事態ではないだろうか。
十年前に放映された『銀の匙』で例えたら、駒場が蝦夷農を去り、御影が受験を決意する迄の話を十三話でまとめたようなものだ。
(これは二期二十四話かけて語られた物語)
「それだけ話が薄かったのだろう」と反論されるかもしれないが、単行本の厚みは一冊二センチを優に越え、漫画版の内容(当時七巻発売)は十話半ばで終わらせた内容が薄かったとはどうしても思えない。
この傾向はその前年アニメ化された『新米錬金術師の店舗経営』でも見受けられた。
当時刊行されていたのは原作小説五巻(その後二巻刊行された)漫画版は小説版二巻終盤にさしかかる処でアニメ化されたが、展開は漫画版を軽く超え、原作小説三巻部分と、オリジナル終焉を行う全十二話で終わった。
漫画版はまだアニメ版に追いついていない……
軽く調べてみたら、その秋アニメ制作された本数は二百を越えたという……
それ程作られるだけの人材がいるとは思えない……
それに、その殆どが深夜もしくは配信のみ。
更に[倍速視聴]する視聴者が多いらしい。
そんな時代に、スローライフで丁寧な描写が受け入れられるだろうか。
そんな想いとアニメと原作の相違を徒然なるままに書いていこうと思う。
ブログ系は初めてなので、至らぬ点は多々あると想う。
生暖かい目で読んで欲しい。