自分で自分を痛めつけるクセ。続
怒りに満ち溢れていたことを自覚したあたりから、
これまでの(主に直近6年、子育て期間)自分を振り返ってみた。
そうすると全て、合点が行くことの連続だった。
私はヒステリックで、すぐに怒る性格、気質って決めていたけど、
自分の皮の下に、怒りが満ち溢れている、
怒りがすぐ手に取れる場所にあるから、何かあるたびに、
それを手当たり次第掴んで投げつけていたんだな。
例えば仕事で立ち行かなくなった時、困った時、ちょっと負荷を感じた時。
人間関係で落ち込んだ時、モヤモヤした時、悲しく感じた時、悩んだ時。
子育てで自分の無力さを痛感した時(子育てって本来、そういうもの)。
そんなとき、一番身近にある「怒り」に引火してしまうもんで、
それを手段にして、次の行動を引き起こしていた。
長年「怒り」に慣れ親しみすぎて、それに触れることで安心したり、
それを使った手法を信頼して、これこそが自分のアイデンティティだと盲信すらしていたかも。
だがしかし、本当に私の原動力となった「怒り」を
感情、反応であると自覚したあたりから物事の見え方が変わってきた。
それによって世の中に対して、自分の立ち位置と
さらに私はどうしたいのか、願望までもわかるようになった。
怒りをときに頑張って引き剥がし、意識的に距離を取ることで、
とてもひどくて辛いことだらけ、
私を傷付ける事(怒りに塗れると被害者意識も膨らむ)ばっかりだと思っていた世間が、
それはときどきの話、一部、厳しい側面もあるだけで、
一方ではとても幸せなことも同じくらいあるし、
日々努力すればそれを増やすこともできる。
私の近くで起こる出来事は私次第だということも実感し始めている。