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あらいぐま人吉に参加しました!

昨日、車で3時間くらいかけて、熊本の人吉というところに行った
人吉では、あらいぐま人吉という団体が活動されていて、
水害で流されたり、泥水に浸かったりした写真やアルバムを、洗浄して綺麗にし、元の持ち主に返すという取り組みを行なっている。

なんでこの活動に参加しようと思ったのか
卒業制作でおばあちゃんの写真を改めてじっくり向き合っているんだけど、写真を大切に保管しておくことがとても大切なことだと思うことが増えたから
スマホで写真を撮ることが増えてから、写真を現像してアルバムに保管するという行為自体あまりしなくなったと思う
でも、昔の人は本当に綺麗に思い出を撮っていて、
写真に丁寧にコメントしてあったり、
年代ごとに並べたり、、
アルバムを眺めて、みんなで思い出話を語ったり、

こういう人が大切に保管している思い出の品を見るたびに、
何かを残していくことって本当に大事な営みだと感じる

前、東日本大震災で流れてしまった写真の持ち主を返す活動を行なっている団体がいることを知って、
今もやってるのかなって調べたら
結構全国で今も活動してた
とてもびっくりして、これは参加するしかない!って思って
連絡を取り、参加したという経緯

人吉の人はとても温かくて、
活動に参加している地域の方や大学生とお話ししながら、写真を一枚一枚
洗った
バクテリアとか細菌が、写真のインクや保護している膜を食べてしまって、そこが黄色とかピンクとか綺麗な色で変色してた
でも水で拭くとすぐの取れて、食べられて残った像も、綺麗な形で輪郭ができていて、とても美しいなと感じた

団体の方がボランティアの意義を教えてくださった
この活動は
写真を洗浄して返すことが1番の目的ではない
この活動で伝えたいことは、

水害や震災でアルバムが汚れてしまっても、
必ず捨てないでください ということを伝えていくこと

アルバムの写真を一人ではどうすることもできなくて、捨ててしまう人がほとんどらしい
ここにあるのは被害にあった写真の、全体の2割ぐらいです 
まだ手元にどうしていいか分からず、もったままの人もいます とお話ししてた
思い出を捨てないように、残しておくために、活動を広めていくことが大切だと教えてくださった

そしてもう一つは、ボランティアの形
地域の公民館で活動することで、被害を受けた人も参加したり、地域の方が参加したり、大学生が参加したり、、
そこで話をし、交流をする機会になる
ボランティアに参加してあげる、参加してもらう だけの形ではなく
互いに復興のため、活動するという場を作っていくことも大切だとお話しされていた

たくさんのアルバムや写真がそこにはあって、
洗うたびに
色んな人の思い出に触れることができて、
とてもいい経験だった

また参加したいし、この活動を広めていきたいと思う

今日「二重のまち / 交代地のうたを編む」という本を買った
忘れられないように、残していくことの大切さ、
語り継ぐこと、継承すること
このことについてとてもわかりやすく書いてたから、また取り上げたいな


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