輝きノート
脳出血のリハビリの一環として、毎日「自主トレ」という名前のものをやっていますが、ただやるだけではなく、なにをやったかノートに書き留めるようにと理学療法士からいわれました。そのノートの名前が「輝きノート」というのですが、それはリハビリをやっている施設に関連のあるものだと思います。最初の一年ほどは手書きでがんばって書いていたのですが、ノートを作っている理学療法士の方が多忙だったことなどから、Vol.6からはパソコンでうつように改めました。3ヶ月で1巻、今月末でVol.14が終わってVol.15になります。リハビリを始めてから4年、ということになります。別に3ヶ月ごとに改める必要もないのですが、おそらく最初のころからの習慣でしょう。
内容は、というとたいしたものはありません。最初のうちはリハビリの手帳に書いてあるものの中で、腕のストレッチに適したのを15分、足のストレッチによいと思われるものを25分、計40分をやってそれを書くだけでしたが、そのうち足こぎ体操をやるのを書き足すようになり、さらに言語聴覚士からいわれた15分くらいの体操(「ぱたから体操」を含む)を書くのも増やしました。それに、毎日の酒について(何を飲んだか)も書いています。(以前にお話ししたように4日飲んだら1日休む、というのも続けております) 若いころはこのようなノートが続けられるとは思っていませんでしたが、ここまで続いているのは病気になったことと、年齢のせいでしょう。旅行で休んだ数日を除けばほとんど空白なしで書いていますが、1日あたりの所要時間はせいぜい1時間20分くらいなので、入院中に比べれば短いものです。体操の中味は4年間変わらないということはなく、ときどきやめたものもありますし、増えたものもあります。
こんなノート、何の役にも立たない、といわれるかた、その通りです。まったく、自分のためでしかありません。言語聴覚士の指示による体操はやらない日もありますし、第一その言語聴覚士もいまはわたしの担当ではなくなってしまいました。それ以前に、最初にノートを示してくださった理学療法士の方も他の施設に移られたので、もはやこのようなノートを続行している人はいないかもしれません。
それでも、何か自分のやっていることを日々残していかないとダメな気がして、無駄でも残すようにしています。自分のためだけに過ぎないとしても、書き残すというクセをつけておくことが記録になってくれると信じて。
これはいまやパソコン上の記録になっているだけですが、血圧手帳と毎日の食事の記録はそれぞれ手で書いています。まとめて書くことも不可能ではないでしょうが、バラバラに書いたほうが自分の目的にあっていると思います。みなさんにはみなさんの方法があるでしょうが、ここにはわたしなりのやり方を書いておいた次第です。