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小説『もういちど生まれる』と河口湖

こんばんは🌙

前から実現したいことがあって、達成することができました!
それは、河口湖に行くことです。
河口湖とは、山梨県にある富士山が見える湖です。

なぜ河口湖かというと、朝井リョウさんの『もういちど生まれる』に登場するからです。短編集ですが、その1つ「燃えるスカートのあの子」に河口湖が登場し、登場人物の大学生たちがバーベキューをします。
そのシーンが好きで、行ってきました!

今回は小説の文章と共に、河口湖の写真を紹介します。

1、想像を超える美しさ

暗くなった街並みにぼうっと現れた河口湖は想像を超える美しさだった。「超きれい!何これー!」「なめてた!山梨県なめてた!」

朝井リョウ『もういちど生まれる』幻冬舎文庫


小説では夜に行ってたんですね、時間帯を間違えていました💦
しかし、登場人物たちが驚くほど、昼も河口湖は綺麗でした。
晴れた空に水面がキラキラと光っている。


2、コテージまでの道を、ふたりで歩く

コテージまでの道を、ふたりで歩く。河口湖の湖面は、景色はそのまま映すのに、光だけはぼんやりと膨らませて映す。

朝井リョウ『もういちど生まれる』幻冬舎文庫


なんと、河口湖には歩ける道がありました。
湖面を見ながら、風を感じ、お花を楽しみながら散歩することができます。
進んで行ったところで、富士山と一緒に写真を撮ることも可能です。


3、からころと切ない音

 河口湖で過ごした二日間の思い出は、月曜日になってみればもう触れられない位置でからころと切ない音を鳴らす。もっともっと大人になってこの音を聞いたとき、きっとオレは、バーベキューのことやみんなでふざけたときのことではなく、この帰りのバスで感じたことを思い出すんだろうな、と思った。

朝井リョウ『もういちど生まれる』幻冬舎文庫


ロープウェイ(片道500円、往復900円)で登った所から眺めた様子。
下りはロープウェイなしで山を下りました。
急ぎぎみに降りると翌日足を痛めたので、行かれる時はゆっくり降りることをおすすめします!

まとめ

 今回、訪れた河口湖は、『もういちど生まれる』を読んで初めて知りました。おそらく、この小説を読まなければ行かなかったと思います。今まで、旅行する際は、有名な観光地を見る目的で行っていました。
 しかし、小説から場所を知って行くという逆のベクトル?で旅行するのもいいと感じました。
 これから、たくさんの小説を読んだり、映画を見たりして、こういった物語とリンクする場所を増やしていきたいと感じました。



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