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アニメオタク(男)が結婚相談所でオタク女子と結婚した話
この記事は、アニメオタク(男)がオタク女子と結婚相談所で知り合って結婚したレポートです。
オタク婚の参考になったら嬉しいです。
私たちは夫婦とも「とら婚」という結婚相談所を利用しました。
とら婚は「会員がオタクであること」が最大の特徴です。
プロフィールに好きなアニメを書いてもOKだし、紹介される会員もオタクだし、相談に乗ってくれるアドバイザー(仲人)もオタクです。
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ただそもそも結婚相談所ってシステムを知らない人が多いのではないでしょうか。
私も自分で活動してから分かったことが多いです。
大まかな流れは、
①無料カウンセリング~契約
②活動準備
③紹介&相手探し~お見合い申し込み
④お見合い
⑤仮交際
⑥真剣交際
⑦成婚退会
となっています。
1つずつ私の体験をお伝えしようと思います。
①無料カウンセリング~契約
WEB申し込みから面談予約をして、オフィスで対面の説明会を受けることができます。私は秋葉原オフィスへ行きました。
私は活動するつもりで受けに行きましたが、話を聞くだけでも全然大丈夫だと思います。
無料カウンセリングの2週間後だったかな? に2回目の訪問をして本契約しました。
契約には「住民票」「独身証明書」「源泉徴収票」を提出します。
独身証明書は本籍地の市町村に郵送で申し込みました。
契約の面談で自分が求める条件を担当さんに伝えました。
私の場合は「相手もオタクであること」「夫婦共働きしてくれること」「できれば大卒」「ペットはできれば飼いたくない」という4条件でスタート。
1,2番目がマスト、3,4番目はできるだけって感じ。
3番目は担当さんからも条件緩めてみませんかと言われましたがちょっとしたこだわりがあったので一旦これで始めることに。
年齢は前後5歳くらいまで見るようにしていました。
条件は人それぞれで本当に違っているものなので、自分の譲れないもの・譲ってもいいものを自分で整理しておきましょう。
「自分より年下」「年収600万円以上」「趣味が野球観戦」「ペットが飼えないとダメ」など何でもいいので、自分の希望は持っておいたほうがいいです。
②活動準備
プロフィール作成です。
必要なものはプロフィール文と写真くらいかな。
プロフィールは担当アドバイザーさんに添削してもらえます。
私は結婚後もオタク趣味を辞める気がなかったのでプロフィールに好きなアニメのジャンルを書いていました。
それでドン引きする人とは結婚できません。
作品のタイトルを書いてる女性も多く見かけたので男性側も書いていていいと思います。
個人的な感想ですが、タイトルを列挙するときはメジャーな作品とマイナーな作品を両方書いておくといいと思います。
お見合いするときの話題のきっかけになるんじゃないかと。
ちなみに契約時に収入証明も見せるのでプロフィールに適当な年収を書けない仕組みになっています。
写真は自分で撮ったものでも大丈夫ですが、私はせっかくだからととら婚に紹介されたスタジオで撮ってもらいました。
個人的な印象ですが、プロフィール写真は加点を狙うことよりも減点を防ぐ意味があるんじゃないかと思います。
スマホで撮った証明写真みたいな写真だと「そこまで積極的に婚活してないのかな」という印象を覚えました。
③紹介&相手探し~お見合い申し込み
女性を探してお見合いを申し込んでいきます。
やることはマッチングアプリと変わりません。
私は「住所を1都3県」「プロフィール文検索:アニメ」で絞りながら気になった方にお見合いを申し込んでいきました。
ひとつ活動を始めるまで結婚相談所を誤解していた部分なんですが、お見合い希望はとら婚以外の結婚相談所への会員にも出すことができます。
とら婚はIBJという結婚相談所ネットワークに加盟しており、ここからの活動はIBJのアプリにて行います。
検索してみるととら婚じゃない相談所でもプロフィールにアニメって書いてる人が結構いるんだなーと意外でした。
とら婚の場合は、1ヶ月間に申し込みできる上限が20名までとなっていました。
案外少ないかなーと思ったのですが、毎日自分の条件に合う会員さんが増えるわけでもないので3ヶ月目には余ってくると思います。
自分で検索するのとは別に、とら婚から毎月3名のとら婚会員を紹介してもらえます。
事前に自分の希望条件を伝えているので、的外れな方の紹介はありませんでした。
ちなみにお見合い申込みは男性側は打率1割くらいみたいです。
自分の体感もそれくらいでした。
1人1人にあまり期待しすぎずに「マッチングしたらラッキー」くらいの軽い気持ちがおすすめです。
④お見合い
日時と場所の希望をとら婚に伝えるととら婚が調整してくれます。
喫茶店を指定され、当日そこへ向かう形が多かったですが、予約するわけじゃないので15分くらい待つこともありました。
店頭で待っていると「ああこの人たちもお見合いっぽいな」という男女を見かけることもしばしば。
スーツを着ていきましょう、だいたい1時間くらい話しましょう、お会計は男性側が全額支払うようにしましょう、が主なルール。
30分ちょっとで会話が進まなくなることもあれば、話し足りないなーと思うことも。
妻とのお見合いは話がはずんで90分くらい話してました。
私の活動中のお見合いは結局10人だったかな。自分からが7人、女性からが3人だった記憶。
⑤仮交際
お見合いが終了すると交際へ進むかこれっきりにするかをアドバイザーに連絡し、男女とも交際希望だったら仮交際がスタートします。
結婚相談所は基本的にいろいろな相手と会って交際相手を比べながら進めていきましょうというスタンスのため、仮交際中もお見合いを申し込むことができるし、同時に3人まで仮交際に進むことができます。
仮交際中はできれば毎週、最低でも隔週でデートしましょうという感じ。
連絡は毎日取り合っていきましょうという感じでしたが、私は返信するの大変かなとか考えたり仕事の繁忙期で余裕なかったりで妻意外にはあまり送っていませんでした。
デートは喫茶店やレストランで食事しながら1~2時間くらいのおしゃべりが基本。
妻との交際期間中にたまたまVRアイドルのライブが重なって誘ったところ、ほかの人には誘われないところに誘ってくれる人として好感度が上がったらしい。
ちなみに仮交際のスタートは相談所から相手の電話番号を教えられて男性側から電話することになるのでそれが毎回緊張しました。
仮交際は途中で終了することも多いため、LINEなどの連絡先の交換はせずにアプリ経由のメッセージが基本でした。
仮交際を経て、結婚を見据える真剣交際に進めそうとなったら次のステップへ移ります。
3ヶ月の期限以内に結婚を考えることができなければ仮交際が終了して新しい相手を探していくことになります。
私は3人の仮交際を経験し、1人目はお見合い後の3回目のデート、2人目はお見合い後の1回目のデートでそれぞれ先方から交際終了を告げられ、3人目だった妻にはお見合い後4回目のデートで真剣交際へ進みたいことを伝えました。
アドバイザーさんから「返事は今じゃなくても大丈夫ですよ、と伝えてあげてください」と言われたのですが、そのセリフを言う前に即了承されて嬉しいやら恥ずかしいやらでした。
⑥真剣交際
お互いに結婚を見据えた状態のため他の女性との交際はストップします。
新規のお見合いも申し込めなくなるし女性から申し込みが来ることもありません。
半年間のうちに成婚退会するか交際終了でいちから活動を再開することになります。
担当アドバイザーからは価値観と結婚生活のすり合わせをしておきましょうと提案されました。
やってみると妻とは本当に気があって、この子となら一緒に将来を過ごしていけそうだなと思い、プロポーズすることを決めました。
⑦成婚退会
プロポーズを受け入れてもらい、入籍の日取りを相談して決めたところでとら婚を退会しました。
私の活動期間としては、
23年5月入会
24年1月妻とお見合い→仮交際スタート
24年2月真剣交際に進展
24年3月プロポーズ
24年4月退会
と半年以上仮交際から進まなかったのに妻に出会ってから超スピード婚で退会することになりました。
アドバイザーさんからも「モデルケースみたいに順調ですね!」と言ってもらえて嬉しかったです。
【かかったお金】
・入会金 …約15万円
・写真撮影…約5万円
・月額会費…約1.5万円
(自分の場合は12ヶ月で約18万円)
・退会料 …約20万円
+消費税のため総額60万円ちょっとかな。
成婚退会料は活動し始めるまで知らないシステムですよね。むしろ活動者がお祝い金もらえるんじゃないかって勘違いをしていました。
安くはないと思いますが、仲人による定期面談でモチベーション維持できたため自分にとっては必要経費だったと割り切れるものでした。
妻も「結婚相談所で活動できるくらいの経済力がある人なんだなって信用はできる」とのこと。
【とら婚のここが良かった】
仲人さんのアドバイスが親切でモチベーション維持に役立った
これが一番。マッチングアプリも婚活パーティも、何がダメだったかのフィードバックが無くて改善しないままだし、うまくいかないから参加するやる気が起きないしというループで全然進みませんでした。
とら婚は何度かお見合いをした後の相手の感想をフィードバックしてもらえたし、繁忙期で2ヶ月くらいお見合い申し込みも出していなかったらオンライン面談で「お仕事が落ち着いたらまた頑張ってみてください」と言ってくれたし、前向きにしてもらえました。
妻もとら婚会員のためアドバイザー同士の連絡がスムーズで、デートでダメなところがなかったかの確認をしてもらえたのも良かったです。
一人だったら前に進んでいいか不安のまま仮交際で止まっていたかもしれません。
オタク会員を紹介してくれる
参加するときはこれが一番のメリットだと思っていたのですが、IBJに加盟している相談所からとら婚会員を探すこともできるのが予想外でした。
それでも希望に沿った女性を紹介してくれてお見合い申し込みの打率が3割くらいに上がったので結構大きなシステムだと思います。
【結婚相談所が向いている人】
・マッチングアプリや婚活パーティがうまくいかない人
・高い会費を払ってでも結婚したい人
・アドバイザーに意見を言われてもイラッとしない人
かな。
かかる金額が段違いなので、マッチングアプリなどで結婚できる人はそっちのほうがいいと思います。
ただ会費を払っている分、自分に合う相手と結婚したいという結果へのコミットは相談所が一番強いです。
ただし良くも悪くも第三者からアドバイスされる=口出しされることになるので、それに反発しないことが大事かなと思います。
以上、オタクが結婚相談所を利用したレポートでした。
結婚に興味はあるけどどうしたらいいか分からない、という人の参考になったら嬉しいです。
オタクカップルの結婚はいいぞ!
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