相続(争族)争う家族 2話

実家に帰り、兄弟達に病院での様子や先生に言われた事を話す。
「とりあえず余命宣告された。期間は2週間ある。」
「病院にも面会のルールがあるので必ず守る事!面会に行く人は家族ラインで誰が行くかの報告」
「最後になるかもしれないから、一人でも多くのお見舞いが出来るように」
その日のうちに、家族ラインを作り各家族の代表に連絡出来るようにした。

母は、お金の心配をするようになり…まずは入院費用の確保
年金の支給日の確認等の
万が一に備え、葬儀社にも概算見積りの依頼と、俺に言われた事をメモ書きして来週の行動を計画するようにした。

父からは、毎日のリクエストがラインで来るようになり
「病院の食事が美味しくないからチャージ系のゼリーを買ってきて」
「暑いからアイス買って来て」
「バナナが食べたい」と…

母は、6月の暑い中
父の為に、あれやこれや買ってあげた
お見舞いに行くのも大変なのに…
が、ほとんど手をつけずに
そのまま冷蔵庫にある。
起きた時に思った事を連絡しているのだと、感じたから
「もう買わなく大丈夫だからね」と、母に伝えた。

母は、最後になるかもしれないと言って、毎日お見舞いに行くようになりました。






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