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愛しい植物たち

私は落ち込むことがあると、園芸店やホームセンターなどへ、植物を見に寄りたくなります。
わざわざどこかへ見に行く。
というより、いつもの行動範囲からちょっとだけ寄り道したくなるのです。
そこで、季節を過ぎて安売りになっている植物や、前から気にはなっていたけど、その時には買えなかったお花を見つけると、勢いで買ってしまったりもします。

もちろんそんなに高価なものではなく、ランチ代ぐらいの金額でしょうか。
ずいぶんと慰められます。
また植物を見ていると、波打つような内面もいつしか凪いでいくのです。

今回は二日程前に、やはりそんな植物たちを購入しました。
ホームセンターで、外の園芸コーナーをひと通り見て、昨年売れ残ったらしい都忘れや優しい色の桜草、ぽっっきりと茎の折れたストックまで愛らしく見えたのが不思議です。
そしてレジへ向かうために店内へ入ったところ、八重のカラフルなマーガレットに目がとまりました。
一週間ほど前に園芸店で見たときにも惹かれたのですが、以前マーガレットを冬に家の中へ入れ忘れ、枯らしてしまったのを思い出して諦めたのです。
その時はまだ八重や色が変わる品種はなかったと思いますが、植物の世界にも流行があったり、日々進化しているのですね。
優しいパステルカラーの八重咲きのお花を見ていると、なんとも心が温かく包みこまれるような気がして、かわいいその子もお迎えしてしまいました。

よく記念樹とは言われますが、私にとっては深い内省と癒やしになるようで、そんなこんなでまた植物が増えてしまいました。

折れてしまったり枯れかけの子も、いつかお花を見るのを楽しみに、これから大事に育てていこうと思います。

#買ったわけ

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