地震発生時のイメージできますか?
今回は 地震の際のイメージ をしてみましょう。
あくまでも イメージですよ。
あなたは現在、比較的新しい鉄筋コンクリート造の賃貸マンションの8階に住んでいます。
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そろそろ新築をと考えながら早朝の街並みを眺めていた時のことです。
『 ゴゴゴゴゴゴーッ! 』という地鳴りが聞こえたかと思うとその直後に大きな揺れが襲ってきました。
いつ発生してもおかしくはないと言われ続けてきた【東海地震】が発生したのです。
『地震だー!』とあなたは叫びながら家族の事を心配しましたが、揺れのために体が思うように動きません。
さらには部屋中の家具が 暴れまわって います。
結局何もできぬまま、恐怖の時間が過ぎ去りました。
あなたは直ぐには立ち上がれませんでしたが、どれ位かの後に我を取り戻し、家族の安否を確かめるために慌てました。
あなた以外の家族は皆リビングにいましたが、一箇所に固まってしゃがみこんだまま動けずにいましたが、あなたを見るや安心したのか皆泣き出してしまいました。
しかしながら、全員にケガも無いようなのは不幸中の幸いでした。
あなたは慌ててベランダ越しに外を見てみました。
右手に見える古い町並みが残る地域ではかなりの被害が出ているのは明白です。
それに比べて左手に広がる比較的新しい住宅街には大きな被害はなさそうです。
しかしよく見てみると、新興住宅街の中にも 電信柱が倒れかかって 明らかに破損している家や、いるように思える家もあります。
遠くには数箇所、火の手 が上がっているのも確認できますし、その勢いが徐々に増してきているようにも思えます。
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冷静さを取り戻したあなたは思いました。
『 揺れに耐えても、倒れかけた 電柱に押しつぶされた建物 は、地震に耐えたと言えるのだろうか? 』
『 揺れに耐えても、ハンドル操作を誤った車に突っ込まれて破損 した建物は、地震に耐えたと言えるのだろうか? 』
『 揺れに耐えても、近所からの出火で類焼 してしまっては、地震に耐えたといえるのだろうか? 』
『 地震に強い建物というのは、地震の揺れで壊れなければよいという訳ではないのだ! 』
『 この光景を見てしまったら、もう 聞き心地の良いCM なんて信じる訳にはいかない!!いったい何を信じたらいいのだっ!?』
『 家 に求められる 第一優先順位 は、やはり 大切な家族を守るためのシェルター としてどうなのかという事では・・・・。 』
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あなたのマンションは今回の【東海地震】では、比較的大した被害を受けずに済みました。
あなたは本当に運の良い方のようです。
でもまだ安心してはいけないのです。
もしかすると、地震学者の間でもっとも懸念されている【東南海地震】と【南海地震】が1ヵ月後・・・いや30分後には今回の【東海地震】に連動して同時に発生するかもしれないのです。
・・・・フィクションですよ。
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一回り大きな安心が木造住宅と同等価格で手に入れられるとしたら・・・、あなたはどのように判断しますか?
家族を愛しみ、守るべき判断の主体はあなたです。
軽量建築物には軽量建築物の 構造的利点 があります。
具体的には【 慣性力 】に対する有利さ、です。
つまり、軽い建物は さほど強度がなくても大丈夫だという有利点と共に 軽い建物には 津波や土砂崩れにのような外力 に対する強度が不足 しているという裏返しの現実が存在しているのです。
重量建築物には重量建築物の 構造的利点と不利点 があります。
自身の 重さ ゆえに地震力(慣性力)に対しては不利となるが、結果的に津波や土砂崩れのような外力に対しては 頑丈な建物になる という事です。
この点は 展示場廻りの際にじっくりと質問をして下さいね。
【 営業マンの言葉がゴマカシに感じたら 】・・・・次の展示場に行きましょう(笑)。
営業マンがどのようなゴマカシテクニックを持っているか・・・・は、拙著【 !な家選び ~デリケートで重要なその選択基準(文芸社) 】に書いていますよ。
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私の弟の一家が、現在転勤で静岡に住んでいます。
私が心配してハラハラしても仕方のないことなのですが、地震発生の際の避難場所等は常々確認しておくように言い聞かせてあります。
伊豆半島は大昔に、地殻(太平洋プレート)に乗って太平洋を移動してきた結果、日本列島にぶつかって現在の位置にあるそうで、結果的に富士山もその関係で誕生したそうです。
さらに現在においてもハワイ諸島は、少しずつですが日本列島に近づいてきているそうです。
日本列島は そういうところ のようですね。
決してフィクション映画の見すぎでは断じてありませんよ~っ。