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白湯が好き
私は白湯が好きだ。
白湯歴は8年くらい。
沸かしたお湯に『白湯』という名前があることを知ったのは、
今から20年くらい前。
当時の彼が白湯を飲んでいた。
その頃の私は、冷たい水を飲むのが好きだった。
真冬でもガブガブと水を飲んでいた。
白湯を勧められたけど、喉が渇いたときに
温かいものを飲むということに抵抗があった。
そして、それから10年後。
当時、中国人の彼と短い期間付き合っていた。
その彼も夏でも白湯、もしくは常温のお水を飲んでいた。
ある夏のとても暑い日にカフェに入った。
私は冷たい飲みを選び、その彼は熱い中国茶を選んだ。
たしか、菊の花のお茶だった。
熱いお湯を注ぐと、菊の花がふわっと開くお茶。
こんなに暑いのに、なぜ熱いお茶にしたのか聞いてみた。
すると彼はこう答えた。
『中国では夏でも熱いお茶を飲むことは普通のこと。身体を冷やすのはよくない。』
なるほど。
分かったけど、その時はいまひとつ納得できなかった。
真夏に暑いお茶なんて余計に暑くなるのに。
そしていつの間にか季節は冬に。
女性は冷え性が多いけど、例に漏れず私も冷え性だった。
あったかソックスを履いても、カイロを貼っても、お風呂に入っても、そのとき温まるだけで根本的な解決にはならなかった。
そのとき白湯のことを思い出した。
マグカップに入れて飲んでみる。
当然熱いのでゆっくり少しづつ。
すると、白湯がすっと身体中に染み込んでいく感じがした。
これが私の白湯ライフのはじまりだった。
それからは食事の時はもちろん、家でケーキを食べる時も白湯を飲むようになった。
家族にはケーキと白湯?と言われていたが、白湯がケーキで甘い口の中を、中和してくれているように感じるのだ。
そして今は1年中、朝から晩まで白湯を飲んでいる。
出かける時も白湯をマイボトルに入れて持って行く。
やさしく身体に染み込む白湯が、おいしくてたまらない。
白湯を飲むようになってから、体温が上がった。
以前は35℃台だった体温が、今は36℃台になったのだ。
そのせいか冷え性も改善したように思う。
なにより、めったに風邪をひかなくなった。
いいことずくめな白湯なのでした。
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