脱サラ医学部再受験して20年経った医師のその後. 時々箱根別荘生活. 序)医学部再受験に踏み切るか迷うあなたへ
はじめまして!
ようこそハナ太郎のnoteにお越しくださいました!
いろいろな理由で「やっぱり医師になりたい」と思って仕事を辞めるか悩んでいるあなたに。
チャレンジしたい気持ち
でもなー、と思う気持ち
周りになんて言われるかな
親にどう説明しようかな
ホントに医者になれるのかな
お金と生活大丈夫かな
って、いろいろぐるぐる考えると思います。
私が仕事を辞めたいと思ったとき、辞めたあと、
「医者になった自分は、今の自分より絶対に輝いて満足して働いている!」
という信念しかありませんでした。
あっという間に年月が過ぎ、
医師になって15年以上たちました。
「あの時の自分より、今の自分は絶対に輝いて働いているか?」
そうかもしれません。
巡り合った多くの患者さんから、本当にたくさんの感謝の言葉をいただきました。
感謝の言葉をいただくたびに、
「自分という医師が誰かの役に立てた」
という嬉しい気持ちもありますが、
沢山の医療機関を経てから自分のところにいらした患者さんに
「先生に会えてよかった」
と言われると、
「もう少し標準的な医療をこの患者さんがきちんと受けていられたら」
と、複雑な気持ちになります。
それはさておき、
自分で想像しうる「医師としての自分のキャリア」のマイルストーン(専門医やポジションなど)は、この20年と少しでほぼ叶えました。
自分で想像しうる「医師になって収入が安定したらまず叶えたいこと」
(些末ですが)
1. インプラント(歯科自由診療)
2. マッサージチェア
3. 都心の便利な生活
は、医師になって数年後に叶いました。
「あの時の自分より、今の自分は絶対に満足して働いているか?」
は、正直いまだにわかりません。
今からでも、他の仕事をしてみたいと思うこともあります。
「あの時会社にそのまま留まっていた方が良かったのではないか」
いまだに思います。
とはいっても、医師として一人前になるためには学費以外にも国からの公費や助成金が、たとえ私学であっても大量に投入されています。
ここまで育つにも、大変なことなのです。
つくづく、医師は社会の人的資源である、という考えです。
だからここまで来たら、医師として働くしかないかと思って自分を毎日納得させています。
まずは医学部に入ることは目標にされるかもしれませんが、
医学部受験より、医学部に入ってからの方が勉強はきつかったです。
「医学部受験と医師国家試験、どちらが辛かった?」
と聞かれたら、
医師国家試験の方が断然つらかったです。
医学部は、容赦なく留年もあります。
6年間で必ず終わるわけではありません。
そして卒業してから、サラリーマン時代の収入を上回るのは、
卒後3年目以降。
夜間・休日の救急外来・病棟番、オンコール、日当直等々、
病院で常勤で働く限りは基本的にはずっと続きます。
サラリーマン
「土日休みで羨ましい」
「夜中呼ばれなくて羨ましい」
「ボーナスもらえるって羨ましい」
「1週間休暇もらえるっていいな」
…etc.
当たり前のことを、本当に羨ましく思う日々が長年ありました。
お給料、サラリーマンは物価上昇に合わせて多少上がりますね。
医師のアルバイト時給は、20年前とほとんどかわりません。
今の会社で勤め続けたらどうか、
他の業界はどうか、
あなたのいろいろな可能性を、広い視野でご検討下さい。
受験勉強に関しては、今後少しずつ詳しく書いていきます。
文系出身者でも、数学の偏差値40でも、化学生物物理初心者でも、それは全然心配はいりません。
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